クリスチャン・ホーナー アウディF1代表候補から除外 内部体制で分担統治へ

GPblogによれば、ホーナーはジョナサン・ウィートリーの後任候補とは見なされておらず、アウディ側も起用を検討していないという。また、ホーナー自身にとっても現状のアウディは魅力的な選択肢ではないとされる。
発端となったのは、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤの発言だ。モントーヤはTalkSPORTのインタビューで、ホーナーを理想的な後任候補として挙げた。
「彼らにはクリスチャンのような人物が必要だ。彼が何を成し遂げてきたか、どれだけ長く続けてきたか、人々は過小評価していると思う」
「好き嫌いは分かれるだろうが、彼なら結果を出せる」
しかし、実際のアウディの方針はこれとは異なる。GPblogによると、アウディはホーナーを候補として検討しておらず、現実的な選択肢には含まれていない。
その背景には、チームの所有構造がある。アウディはチーム株式の大半を自社で保有しており、カタール投資庁が少数株を持つのみだ。外部から意思決定権を持つ人物を迎え入れるよりも、内部主導での運営を維持する意向が明確だとされる。
さらに、ホーナー自身の志向も一致しない。彼は単なる雇用契約ではなく、株式を持つ立場での関与を望んでいるとされ、現行のアウディ体制とは噛み合わない。
こうした状況の中で、当面はマッティア・ビノットがウィートリーの職務を引き継いでいる。ただしこれは暫定的な措置であり、恒久的なチーム代表に就任する意思はないとみられている。
現時点で最も現実的なシナリオは、ウィートリーの役割を複数の内部人材で分担する体制だ。単独の強力なリーダーを外部から招くのではなく、既存組織の中で機能分散を図る方向に傾いている。
アウディF1は参戦初期段階にある中で、外部のスター人事よりも組織統制と主導権の維持を優先している。その判断は、今後のチーム運営の方向性を示すものとなりそうだ。
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