アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ退任報道を否定「現体制は継続」

シルバーストンを拠点とするチームは苦戦を強いられており、ホンダ製パワーユニットの問題も含め、体制への注目が高まる中での公式コメントとなった。
チームは上層部に関する憶測についてコメントを控える姿勢を示しつつ、現体制が維持されることを明確にした。
「チームは上級マネジメントに関するメディアの憶測には関与しない」
「エイドリアン・ニューウェイは引き続きチーム代表およびマネージング・テクニカル・パートナーとしてチームを率いている」
今回の騒動は、ニューウェイがチーム代表の役割から退き、技術部門に専念するとの報道が広がったことで発生したものだった。また、後任としてアウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーの名前も取り沙汰されていたが、実現には長期のガーデニング休暇が障壁になると見られている。
一方で、チームのパフォーマンス面の問題は依然として深刻だ。2026年型マシン「AMR26」はパワー不足に加え、バッテリー由来の振動が大きな課題となっている。
この振動は車体へのダメージだけでなく、ドライバーにも影響を及ぼしており、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは手足の感覚を失う症状に悩まされている。
ニューウェイはメルボルンで、アロンソが連続25周以上の走行を行えば「手に永久的な神経損傷のリスクがある」と懸念していたことを明かしている。
上海では状況の改善が見られたものの、ストロールのマシンはバッテリートラブルに見舞われ、アロンソも不快感によりリタイアを強いられるなど、問題は完全には解決していない。

揺れる体制と深刻な技術課題が交錯するアストンマーティン
今回の否定声明は、チーム体制の安定を強調するものではあるが、その裏では技術的な問題とパフォーマンス低迷が重くのしかかっている状況だ。
ホンダとのワークス体制初年度に発生している振動問題は、安全性の観点からも注視されており、FIAの介入の可能性も取り沙汰されている。
ニューウェイが引き続き指揮を執ることは明確になったものの、アストンマーティンが直面する課題は、組織面よりもむしろ技術面に根差したものと言える。
日本GPを目前に控え、チームがどこまで問題を改善できるかが大きな焦点となる。
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