アストンマーティンF1 フェルスタッペン加入を謳ってスポンサーを誘致？
エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンF1チームと契約して以来、マックス・フェルスタッペンがアストンマーティンに移籍するという憶測が流れている。
木曜日の英国メディアの報道によると、ローレンス・ストロールのアストン・マーティン・チームは、近い将来マックス・フェルスタッペンがチームに加入すると主張してスポンサー獲得を試みているという。
マックス・フェルスタッペンと10億ポンドの契約との主張
Daily Mailの報道によると、アストンマーティンの商業およびマーケティング担当マネージングディレクターであるジェファーソン・スラックは、4度のF1ワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンがチームに加わる予定であると主張し、ポテンシャルスポンサーを口説いているという。
この主張はアストンマーティンによって強く否定されており、広報担当者はプラネットF1.comに「アストンマーティン・アラムコの広報担当者は、この話を明確に否定した」と述べた。
アストンマーティンF1チームは、2025年のF1で再びフェルナンド・アロンソとランス・ストロールを起用する予定で、両ドライバーは今後2シーズン契約を結んでいる。また、フェルスタッペンはレッドブル・レーシングと2028年シーズン末までの契約を結んでいる。
Daily Mailは、スラックが潜在的な投資家に対して、フェルスタッペンが10億ポンドの契約でチームに加わるという主張を展開していると報じている。これはF1史上最大規模の契約の1つとなるだろう。また、同紙は、フェルスタッペンは「ほぼ確実に」チームの株式を取得することになるだろうとも報じている。
ドライバー契約は、マシンやパフォーマンス関連の支出を制限するF1予算上限の対象には含まれない。
報道によると、投資家候補への売り込みは「確かな事実というよりも、強い希望」として行われているという。
フェルスタッペンのレッドブルでの将来は、2024年のF1シーズンを通して不安定な時期もあった。メルセデスのボスであるトト・ヴォルフが、今年フェラーリに移籍する7度のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンの後継者候補として公然と彼を口説いている。
フェルスタッペンは、レッドブルにとって激動の年となった2018年に自身4度目となるワールドチャンピオンシップを獲得し、最近、ミルトン・キーンズを拠点とするチームでキャリアを全うしたいと語った。
「他のチームでワールドチャンピオンシップを獲得しようと努力する必要はない」とフェルスタッペンは語った。
「それは僕の望みではない。今いる場所で満足している」
「そして、ひとつのチームでずっとレースをできたら、それはとても素晴らしいことだ。僕はそれがレッドブルで実現できると信じたい。それが目標だ」
「レガシーについて悩んでいるか？ いいや。僕は他の人たちが何を言うかによって自分の成功を評価したりはしない。自分が幸せなら、それがすべてだ」
「スポーツでは、長い間正しいチームに所属し続けるには、少しの運も必要だ。タイトルを最も多く獲得したドライバーが、実際に最高のドライバーであるとは限らない」
また、フェルスタッペンは、F1での活躍は、来季からF1が採用する新しいレギュレーションをどれだけ楽しめるかによって決まる可能性があると警告している。電動化の強化とパワーユニット側のMGU-Kの廃止に加え、シャシーと空力面でも大幅な変更が予定されている。
ドライビングフィールが劇的に変化することが予想される中、フェルスタッペンは、もし新レギュレーションを楽しめなければ、チームに残らない可能性があることを明らかにしている。
F1でのチーム選択に影響を与える要因は、おそらく新レギュレーション下でのレッドブルの競争力に集中することになるだろう。フェルスタッペンをタイトル獲得に導いたホンダは、今シーズン終了後にアストンマーティンにエンジン供給先を変更する。一方、ストロールのチームは、エイドリアン・ニューウェイの契約も獲得している。
2021年から2024年にかけてフェルスタッペンがタイトルを獲得したマシンのデザインをすべて監督したことで知られるこの著名なカーデザイナーは、3月3日にアストンマーティンで業務を開始する。ニューウェイは、テクニカルパートナーの管理責任者として、また同チームの株主としても就任する。
Daily Mailは、フェルスタッペンの現在の年収5,000万ポンドは「希望価格」の提示によって上回られるだろうと主張している。ニューウェイに続いてアストンマーティンに移籍する場合は、その額は年間2億ポンドに上る可能性があると推測している。
匿名の情報筋は、「ジェファーソン、またはジェフとして知られている彼は、マックスがアストンマーティンに加わるつもりだと吹聴している。それは、彼が望む取引にさらなる価値を加えるための策略かもしれないが、マックスを迎え入れることは理にかなっている」と語った。
「彼らは史上最高のカーデザイナーとしてエイドリアン・ニューウェイと年俸2000万ポンドの契約を結んだが、ローレンスはそれだけに留まらせないだろう」
「彼は世界タイトルを獲得したいと公言しており、そのために何事にも立ち止まらないだろう。彼はクリスチャン・ホーナー（レッドブル）とトト・ヴォルフ（メルセデス）が率いる支配的な時代に終止符を打つつもりだ」
「エイドリアンは、ローレンス代表の息子であるランス・ストロールは十分なドライバーではないと考えていると見られている。また、フェルナンド・アロンソは43歳と高齢であるとも考えている」
「エイドリアンは、再び成功を収める決意を固めており、最高のチームで働きたいと考えている」
「彼らはエイドリアンに株式を与え、レッドブルからの移籍を促したが、おそらくマックスにも同じことをするだろう。」
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