アストンマーティンF1代表 「スランプは望んでいたより早くやってきた」
アストンマーティンF1のチーム代表であるマイク・クラックは、2023年に素晴らしいスタートを切った後、チームの最近の調子の落ち込みを大局的に考察した。

2022年のコンストラクターズランキングを7位で終えた後、シルバーストーンに本拠を置くアストンマーティンは、今シーズンの初めてに距離は離れていたものの、独走するリーダーのレッドブルに最も近い挑戦者に浮上し、F1界に衝撃を与えた。

バーレーン、サウジアラビア、オーストラリア、マイアミ、そしてマックス・フェルスタッペンに惜しくもポールポジションを譲ったモナコでフェルナンド・アロンソが表彰台を獲得した一方で、スペインGPではチームメイトのランス・ストロールに次ぐ7位とあまり印象的な結果を残せなかった。

スペインGPではアストンマーティンがメルセデスに代わってレッドブルに次ぐランキング2位となったが、モントリオールではアロンソが2位でフィニッシュして表彰台に戻った。

しかし、カナダGP以降、メルセデス、フェラーリ、そしてマクラーレンまでもが入れ替わり立ち替わりで表彰台に上ったため、アストンマーティンは表彰台に戻ることができていない。

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1マイク・クラック (アストンマーティンF1 チーム代表)

それにもかかわらず、クラックはアストンマーティンが今年これまでに達成したこと、特に昨シーズンの同じ時点と比較して何を達成したかを強調したいと考えている。

「シーズン初めから言っていたが、11~12レースを終えた今、我々にはポイントを獲得するチャンスがある。前回この段階で獲得していたポイントよりも10倍多くのポイントを獲得しており、我々はチャンピオンシップで3位だ」とクラックは語った。

「結果が出れば期待も高まるが、自分がどこから来たのかも忘れてはならない。開発をプッシュ、プッシュ、プッシュするためには、大きな一歩を踏み出したことを認識する必要があり、ズームアウトして状況を確認し、何を達成したかを確認することも重要だ」

しかし、クラックはアストンマーティンの前年比の進歩に全体的に満足している一方で、表彰台の好調がもう少し続いてほしかったと認めた。

「今年の初めに、表彰台、表彰台、表彰台が続いてきたときに、もっと困難な時期が来るだろうといつも言っていたが、それは我々が望んでいたよりもはるかに早くやって来た」とクラックは語った。

「でも、これがF1の現実であり、とても競争が激しいので、他の人たちが懸命に成長すれば、すぐに順位が入れ替わる」

クラックは、アストンマーティンが夏休みの間とその後に続く開発競争でライバルたちに遅れを取らないようにすることが、今後の課題であることをよく理解している。

「今の位置にとどまるためには、信じられないほどの努力が必要だ。それは、全員が非常にハードに、そして全力でプッシュしていることを示している」

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム