アストンマーティンF1に“グリーン・メルセデス”論争は起こらないとF1ボス
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、2021年のF1世界選手権で“ピンク・メルセデス”論争が再熱するとは考えていない。

2021年シーズンに向けて調整された空力ルールについて、メルセデスF1のトト・ヴォルフは“レッドブルもしくはアストンマーティン”がフィールドの最前線に飛躍することを否定はできないと警告している。

昨年、2010年F1マシンがメルセデス W10が瓜二つであり、“ピンク・メルセデス”と揶揄され始めたレーシング・ポイントは、政治的な嵐の中心となった。

では、チームがさらに多くのリソースを投入し、セバスチャン・ベッテルが操るアストンマーティンF1の2021年F1マシンが登場したとき、“グリーン・メルセデス”論争が再熱する可能性はあるだろうか?

「ノー。この問題はそれ以上の影響はない。すべてが非常に明確に処理されている」とF1の新CEOであるステファノ・ドメニカリはイタリアのCorriere della Sera に語った。

ステファノ・ドメニカリは、2020年の“ピンク・メルセデス”論争も軽視する。

「そのような論争はF1の歴史の一部だ」とステファノ・ドメニカリは語った。

「それに関するすべての意見の不一致や疑惑は過去のものであり、すべてのグリーゾーンが明確になっていると確信している」

また、ステファノ・ドメニカリは、2022年からF1エンジン開発を凍結するという決定を擁護。絶え間ない進歩というF1の基本的なDNAと矛盾するという主張を却下した。

「いいや、このレベルの技術のパワーユニットは世界のどこにも存在しない。我々は安定性について考える必要がある」とステファノ・ドメニカリは語る。

「コストとメリットを明確に理解していなければ、プロジェクトに着手することはできない。チームが存在し、他の企業がそれほどリスクを冒さずにスポーツに参加できるようにするために二次的なもので節約しようではないか」

最後に、元フェラーリのF1チーム代表であるステファノ・ドモニカリは、マラネッロのチームが2020年のパフォーマンスの低迷から抜け出すために、マッティア・ビノットに対してどのようなアドバイスをするか尋ねられた。

「会社は、安定性を求めており、競争力も確保しなければならない」とステファノ・ドメニカリは語る。

「友人のマッティア・ビノットに対してアドバイスすることは何もない。フェラーリはプレッシャーに気を取られることなく、優先順位に集中する必要がある。これはフェラーリにとって常に非常に素晴らしいことだ」

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム