ジョビナッツィ 「2021年はフェラーリF1に昇格する時期ではなかった」
アントニオ・ジョビナッツィは、2021年は自分がフェラーリF1にステップアップを果たすには適切なタイミングではなかったと語る。

セバスチャン・ベッテルは2020年シーズン限りでフェラーリF1離脱を発表。だが、フェラーリは契約ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィではなく、マクラーレンのカルロス・サインツを後任に据えることを決定した。

昨年、アルファロメオF1でフルタイムの参戦を果たしたばかりのアントニオ・ジョビナッツィは、ステップアップを果たすには適切なタイミングだとは思っていないため、フェラーリF1のシートを獲得できなかったことに失望はしていないと語る。

「僕はまだファミリーの一員だし、シートを獲得する可能性があるかもしれない人たちのリストに載ったのは本当にうれしかった」とアントニオ・ジョビナッツィは語る。

「結局のところ、自分のキャリアで簡単にいったことは一度もなかった。僕は常に戦い、何かを取り戻すためにずっと多くの犠牲を払ってきた」

「23戦を終えただけの今はおそらく適切なタイミングではなかったと思う」

「昨シーズンは一年を通してとても成長したけど、今年はレースはレースをしていなかったので、それは僕におとって本当に難しいことだった」

「僕はまだ若いし、このような成長を続け、戦い、本気で仕事を続ければ、将来、フェラーリとF1を戦う可能性があると確信している」

昨年、アントニオ・ジョビナッツィはアルファロメオF1で厳しい序盤戦を戦い、第9戦オーストリアGPで初ポイントを獲得するまで得点票には0が並んでいた。

F1ブラジルGPでのベストフィニッシュとなる5位入賞を含めて4戦でポイントを獲得したアントニオ・ジョビナッツィはドライバーズランキング17位でシーズンを終えた。

なぜフェラーリF1にステップアップするのが適切ではないと感じているのか質問されたアントニオ・ジョビナッツィは「僕は1シーズンしか過ごしていない:とコメント。

「シャルル(ルクレール)は1シーズンだけですぐにフェラーリに行ったけど、僕の側から見れば、僕はシーズン後半にマシンに苦戦していた」

「たとえドライバーとして成長していたとしても、実際に結果は出ていなかった。でも、僕はまだフェラーリの一員であり、マッティア(ビノット)は彼らが僕をフォローし、僕のキャリアをすべてフォローしていると言ってくれている。それは本当に素晴らしいことだ」

「僕はまだアルファロメオと仕事をしているし、それでも一緒に素晴らしい結果を出すことができると確信している。それが今の僕のメインの目標だし、これが今の僕のチームだ」

「将来、どうなるか見ていくつもりだ。僕はまだフェラーリのドライバーであることを知っているし、将来的には機会があると確信している」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アントニオ・ジョビナッツィ / スクーデリア・フェラーリ