キミ・アントネッリ、メルセデスF1新車W17「パッケージ全体の感触は良い」
アンドレア・キミ・アントネッリは、2026年F1バルセロナ・シェイクダウン初日を終え、メルセデスの新車W17について「パッケージ全体の感触は良い」と手応えを語った。

1月26日に行われた初日の走行では、午前セッションを担当し、新レギュレーション下での初期評価に集中した。メルセデスはこの日、合計151周を走行して700km超の距離を消化。

アントネッリは新世代マシンについて「学ぶことは多い」としつつも、多くの周回を重ねられたことを前向きに捉え、残る走行日で理解をさらに深めていく構えを示した。

2026年F1の非公開・5日間テストは、1月26日にカタルーニャ・サーキットでスタートした。各チームは5日間のうち3日間のみ走行が許されており、初日にはメルセデスを含む7チームがコースに姿を見せた。

午前のセッションでは、アントネッリがメルセデスの2026年型マシン「W17」をドライブ。ピットレーンオープンと同時に、ウエットコンディションの路面へ最初にコースインしたマシンとなった。序盤はインターミディエイトタイヤで走行し、その後C3ソフト、C1ハードへとコンパウンドを変更。昼休みまでに56周を走破した。

アントネッリは初日の走行について、次のように振り返っている。

「今朝またマシンに乗れたことは良かったし、何よりバルセロナでとても生産的な初日を過ごせた。これらの新しいマシンについては学ぶことが本当に多いから、できるだけ多くの走行距離を重ねて、知識を積み上げていくことが重要だ」

「ブラックリーとブリックスワースのチームは、この段階まで持ってくるために素晴らしい仕事をしてくれた。初めて本格的に走る日で150周以上をこなせるマシンを開発・製造したという事実が、その証だと思う」

一方で、テストがまだ初期段階であることも強調した。

「もちろん、これからの数日で改善できる点が見つかるはずだが、それこそがテストの目的だ。現時点ではパッケージ全体の感触は良く、バルセロナで許されている残り2日間の走行で、このスタートをさらに積み上げていきたい」

午後のセッションではチームメイトがステアリングを引き継ぎ、この日だけで151周、走行距離は700kmを超えた。新車の初日としては、信頼性と作業進行の両面で充実した一日となった。

アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンも、初日を総括している。

「全体として、今日は満足できる内容だった。新車の初期走行で最も重要なのは、とにかく多くの周回を重ねることだ。それによって、次の段階で本格的な学習プログラムに入ることができる」

「今日はマシンを理解することが主な目的で、適切な温度で安定して走れるかを確認し、ロングランを問題なくこなせるかを確かめた。そこを達成できたのはポジティブだ」

さらに、W17完成までのプロセスにも言及した。

「シャシーとパワーユニットの両面で、このマシンを走らせるまでには非常に大きなプロジェクトがあった。ブリックスワースでは何年も前からこの作業に取り組んできた。我々はまだパフォーマンスの序列を把握していないが、マシンを確実に走らせ続けられることを証明できた。それは両ファクトリーで働く全員の努力の賜物だ」

メルセデスは、バルセロナで残された2日間の走行を通じて、2026年F1新レギュレーション下での理解をさらに深めていくことになる。

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カテゴリー: F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ / メルセデスF1