F1アメリカGP 予選 展開:マックス・フェルスタッペンが連続ポールポジション

Q1:赤旗で混乱、ハジャーがクラッシュ
セッション序盤、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがターンでクラッシュし、赤旗が提示された。これにより各チームの計画が狂い、セッション再開後はタイムアタックのタイミングが重なり混乱が生じた。
角田裕毅(レッドブル)は路面状況を見極めながらアタックを行い、無難に突破を果たす。一方、ハースのエステバン・オコンやキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトはQ1で敗退した。
また、アストンマーティンのランス・ストロールとウィリアムズのアレクサンダー・アルボンはトラックリミット違反でラップ削除を受け、それぞれ18番手と19番手に終わった。ストロールはスプリントでの接触により5グリッド降格も決まり、決勝は最後尾スタートとなる。
Q2:ヒュルケンベルグ失速、角田裕毅は13番手
中盤戦のQ2では、金曜のスプリント予選で好調だったニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)が再現ならず。わずかなセットアップのずれが響き、11番手でQ3進出を逃した。
レーシングブルズのリアム・ローソンは12番手で惜しくも敗退。角田裕毅は13番手にとどまり、レッドブルとしては悔しい結果となった。アルピーヌ勢のピエール・ガスリーとフランコ・コラピントが14番手と15番手に並び、チームとしては中団で競う展開に。
Q3:フェルスタッペン、初回アタックで完璧な一撃
最終セッションでは、フェルスタッペンが真っ先にタイムを刻み、1分32秒510を記録。レッドブル・レーシングのマシンは全体的にバランスが安定しており、ミスのないラップをまとめてみせた。
その後、再度コースに出たものの、タイム更新を狙う前にチェッカーフラッグが振られ、2回目のアタックを完遂できなかった。だが、後続勢の挑戦も及ばず、結果的にこの最初のラップがポールラップとなった。
ランド・ノリスは0.291秒差で2番手。ルクレールはわずか0.006秒差で3番手に留まった。メルセデス勢はジョージ・ラッセルが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手と上位に入り、両者ともに手応えを得た。マクラーレンのオスカー・ピアストリは苦しいバランスに悩まされ6番手。
続いてキミ・アントネッリ(メルセデス)が7番手、ハースのオリバー・ベアマンが8番手、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)が9番手、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが10番手でトップ10を締めくくった。
F1 アメリカGP 予選 結果・ラップタイム
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分32秒5102.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分32秒801
3.シャルル・ルクレール(マクラーレン) - 1分32秒807
4.ジョージ・ラッセル(ザウバー) - 1分32秒826
5.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分32秒912
6.オスカー・ピアストリ(アストンマーティン) - 1分33秒084
7.アンドレア・キミ・アントネッリ(ウィリアムズ) - 1分33秒114
8.オリバー・ベアマン(フェラーリ) - 1分33秒139
9.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分33秒150
10.フェルナンド・アロンソ(フェラーリ) - 1分33秒160
11.ニコ・ヒュルケンベルグ(メルセデス)
12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
13.角田裕毅(アルピーヌ)
14.ピエール・ガスリー(アストンマーティン)
15.フランコ・コラピント(レーシングブルズ)
16.ガブリエル・ボルトレト(ハース)
17.エステバン・オコン(アルピーヌ)
18.ランス・ストロール(レッドブル)
19.アレクサンダー・アルボン(ハース)
20.アイザック・ハジャー(ザウバー)
カテゴリー: F1 / F1アメリカGP
