アルピーヌF1ブリアトーレ 2025年のバルテリ・ボッタス起用説を否定

35歳のボッタスは現在メルセデスのリザーブドライバーを務めており、F1イギリスGPの場でブリアトーレとの会談があったことを本人とトト・ヴォルフの双方が認めている。
ブリアトーレは現在アルピーヌの首脳としてチーム再建に携わっており、フランコ・コラピントの成績不振を受けてボッタスを今季後半から起用するのではないかとの見方が広がっていた。
しかしブリアトーレはViaplayの取材に対し、「そのような情報は私のところにはまったくない」「絶対に違う」と語り、噂を一蹴した。
それでもブリアトーレは「彼はいいドライバーだ」とボッタスの実力には一定の評価を示しつつも、「今は我々のドライバーがいる。変更するなら私から言う」と明言を避けた。

一方で、ボッタスには2026年から新規参戦するキャデラックとの契約話が進んでいるとの報道もあり、イギリスGPの舞台裏でチーム代表のグレアム・ロードンおよびプロジェクトCEOのダン・トーリスと接触していたとされる。
「私はバルテリのことを長く知っているし、彼のことがとても好きだ」とロウドンは認めた上で、「彼は速いし、我々が話をしているドライバーの1人だ。候補リストには入っている」と述べた。
仮にアルピーヌから今季後半の参戦オファーが届いたとしても、元レーシングドライバーのトニ・ビランダーはボッタスに対して慎重な姿勢を求めている。
「僕だったらハーフシーズンの参戦は選ばない」とビランダーは語る。
「クルマのスタイルや挙動がドライバーに合わない可能性があるし、慣れるまでには何戦も必要だ。その間にも評価は下される。これまでにもそういった短期起用でキャリアが終わった例は少なくない」
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