アルピーヌF1チーム スペインGPでアルピーヌ創立70周年を特別カラーで祝福
BWTアルピーヌF1チームは、2025年FIA F1世界選手権第9戦となるスペインGPに向けてバルセロナへ向かう。この週末、チームはアルピーヌブランド創立70周年を記念し、アルピーヌ・ファミリー全体とともに祝賀ムードに包まれる。

1955年、ジャン・レデレによってフランス・ディエップで創設されたアルピーヌは、モータースポーツと自動車への情熱から生まれたブランドであり、F1やWEC(世界耐久選手権)といったトップカテゴリーで現在も競技を続けている。

自動車メーカーとしても、昨年にはA290を発表し大きな評価を獲得、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。そして5月27日には初のスポーツ・ファストバック車をディエップでワールドプレミアし、70周年を祝う週末に一般公開される予定だ。

この記念すべきスペインGPの週末に、BWTアルピーヌF1チームは特別な「Alpine 70 Years」ロゴをあしらった新たなリバリーを纏い出走する。ピエール・ガスリーとフランコ・コラピントは、白地に赤と青のストライプをあしらい、「A70」ロゴを配置した特別仕様のレーシングスーツとグローブで参戦する。

■アルピーヌ70周年記念ロゴの特徴
Aの矢印を模したシンボルが1955年から2025年までの70年を祝う。青・白・赤の配色は1955年にジャン・レデレによって創設されたフランスブランドとしてのルーツを表現しており、Aの矢印から伸びる「70」の数字は、過去を礎としながら未来へと向かう姿勢を示している。中央に赤いターゲット(的)が配置されており、これは今後の70年にわたるチャレンジ精神を象徴している。

アルピーヌF1チーム スペインGP F1

ピエール・ガスリー
「トリプルヘッダーの最終戦となるバルセロナに向かう。モナコでは僕たちの予想に反して、パフォーマンスが思ったよりも良くなかったことが正直驚きだった。予選では下位に沈んでしまい、そこから挽回するのは非常に難しかった。決勝は角田(裕毅)との接触で終わってしまったが、あのレースではどのみち順位を大きく上げるのは困難だっただろう。だからこそ、チームとしてしっかり立て直して、スペインに向けて改善できることを探っている。バルセロナのような総合的なサーキットなら、僕たちのパッケージに合うのではと期待している。今週末からは、例のテクニカルディレクティブへの適合義務もあるので、グリッド全体で小さな差が出てくるかもしれない。バルセロナのサーキット自体は昔からドライブが楽しくて、これまでも悪くない結果を出せているから、前向きに臨みたい。あと、土曜の夜はチャンピオンズリーグ決勝をテレビで観戦する予定だ。素晴らしい試合になると思うし、PSGがタイトルを取ってくれるよう応援しているよ!」

フランコ・コラピント
「モナコでの週末は、チームにとっても自分にとっても厳しいものだった。いくつかの理由からマシンのペースに苦しみ、予選では後方に沈んでしまった。あのようなオーバーテイクがほとんど不可能なサーキットでは、それが大きく響いた。新たな2ストップ義務化ルールによって、各チームがさまざまな戦略を展開していたけれど、僕らは13位が限界だったと思う。今週末のスペインGPでトリプルヘッダーを締めくくるのを楽しみにしている。スペイン語圏でもあるし、アルゼンチンのファンも多く来てくれると思うので、僕にとっても特別なレースになるだろう。それに、今週は誕生日だったので、家族や大切な人たちと少しだけリラックスできたのもよかった。バルセロナはモナコと比べてより伝統的なタイプのサーキットだし、僕たちのマシンにより合うはずだ。できるだけ早くクルマに慣れて、予選でしっかりした位置を確保して、日曜のレースに備えたいと思う。」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / F1スペインGP