アルピーヌF1チーム 親会社ルノーからの支援をチーム代表が称賛
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ルノーが2016年にエンストンのF1チームを再獲得して以来、同チームは復活と成功を収めるための計画を立て、いくつかの段階を経てきた。アルピーヌへのブランド変更は、元CEOのローラン・ロッシが掲げた100レース出場という目標とともに実施された。この目標は、オトマー・サフナウアーが2022年にチーム代表に就任した際に引き継がれた。
オトマー・サフナウアーの在任期間は2023年の中頃に終了した。これは、ルノー・グループのCEOを務めていたローラン・ロッシがルカ・デメオにチームのパフォーマンスに不満を示し、その職を失った直後のことだった。
解任された後、オトマー・サフナウアーはルノー・グループのF1プロジェクトへの関与を批判し、「彼らは口出しすべきではない。放っておくべきだ!マシンメーカーとはまったく異なるのだから、専門家に任せるべきだ」と述べた。
ブルーノ・ファミンがサフナウアーの後任となったが、2024年の開幕時にはグリッド上で最悪のパッケージのひとつとなり、アルピーヌの状況はさらに悪化した。
年が明けると、技術チームは大幅に刷新され、その指揮を執るためにデビッド・サンチェスが招かれ、デ・メオはフラビオ・ブリアトーレをエグゼクティブ・アドバイザーに任命した。
そして8月、ブルーノ・ファミンはチーム代表を退き、オリバー・オークスが後任となった。
しかし、オトマー・サフナウアーとは異なり、オリバー・オークスはルノー経営陣と良好な関係を築いており、アルピーヌ・プロジェクトの運営方法に違いがあると感じている。
![アルピーヌF1チーム ルノー](https://f1-gate.com/media/img2025/20250208-alpine-f1.jpg)
オリバー・オークスは「すべてに当てはまるわけではない」とモータースポーツ・ドットコムに語った。
「その要素のいくつかは真実だと言うのは妥当だと思う。サフナウアーは以前ここで働いていた仲の良い友人だ。しかし、誰が支払いをし、誰がチームをサポートしているのかも忘れてはならないと思う」
「そして、私の考えでは、私たちはそのサポートにとても恵まれている」
「『干渉している』誰かを常に非難するのは簡単だが、時には自分自身に問いかける必要がある。なぜ彼らが関与する必要があるのか?それは我々が物事をうまく処理できていないからなのか?本当に我々が目を離しているからなのか?」
「最初はイライラするかもしれないが、一歩下がって考えてみると、『実際には、もっとうまくやるべきだったかもしれないが、それを聞きたくなかったのだ』ということになる」
「私は、隠し立てする必要はないと考えている。距離を置く必要もない」
「結局のところ、我々は一緒に仕事をしていかなければならない。信頼関係を築く必要がある」
「F1は複雑なビジネスであり、自動車業界も同様だ。常に正しい判断を下せるわけではない。以前に起こったことは明らかだ。誰もがそれぞれの考えや意見を持っている」
「私の側から見ると、今は少し状況が異なっているかもしれない。おそらくルカは私やフラビオとより直接的に接触しているだろう」
「チームはどん底まで落ちてリセットする必要があったのかもしれない。わからない。結局のところ、それらのことは良いレースマシンを作ることを妨げるものではない」
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オークスはアルピーヌでプレッシャーを感じていない
37歳でF1グリッド最年少のチーム代表となったオリバー・オークスは、昨年、アルピーヌF1チームでシーズン終盤の逆転劇を監督した。
ウェットコンディションのサンパウロGPでインテルラゴス・サーキットでダブル表彰台を獲得したという驚くべき結果だけでなく、アルピーヌチームがコンストラクターズランキングで6位を獲得するために、常にトップ10のレース結果を目指して戦ったことでもあった。
アルピーヌF1チームの快進撃を継続するという期待を背負い、初めてフルシーズンを指揮するにあたり、オリバー・オークスはプレッシャーを感じていない。
「みんなが私に『肩に重荷を背負っているような、プレッシャーを感じているのか』という。だが、私はまったく違う見方をしている」とオークスは語った。
「マスタープランなどない。『100レース』など、これまで言われてきたようなことは何もない。我々はただ、もっと良くなるしかない。うまく運営されるチームにならなければならない」
「そして、自分たち自身に集中するしかないと思う。パワーユニットに関する騒動や、売却に関する噂など、くだらない話はたくさんあるが、人々はすでに、我々はもうそんなことで悩まされることはないということを理解していると思う」
「我々はただ、ひたすら前を向いて進むだけだ」
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