アルピーヌF1チーム 2024年F1マシンは「フロントからバックまで新しい」
アルピーヌF1チームは今シーズン、3位を2回記録したが、コンストラクターズ選手権では4位から6位に後退した。チームは現行車の開発から得られるものはほとんどないことを認め、代わりに2024年モデルの大規模な変更に焦点を当てた。
また、他のチーム同様、2026年の新規定に向けて研究開発を切り替えるため、2025年マシンのベースとなる2024年マシンを作るという課題にも直面している。
ハーマンは、A523に関してチームが期待していたほどの進歩がなかったことを認めている。
今年のマシンの開発状況について質問されたハーマンは「A522のときほどはうまくいかなかった」と答えた。
「2022年は素晴らしい1年だったと思う。あの年はクルマの開発に触れるたびに負荷をかけ、クルマから多くの重量を取り除いた。だから、多くのパフォーマンスを得ることができた」
「漸近線に差し掛かり、現在のような負荷に近づくにつれ、ますますトリッキーになってきている。もっと詳しく調べなければなりません。
「つまり、資金をどのように投資するかについて、もう少し慎重にならなければならないということだ。そのため、今年は522ほどの成功を収めることはできなかったと思う」
「だから、翌年のマシンは、またもやいくつかの領域を解放しなければならなかった理由だ。そのため、翌年のマシンはフロントからバックまで完全に新しくなっている」
「グリッドの上下でそれが見られると思う。というのも、将来を見据えて、このクルマは2年は持たせる必要があるからだ」。
アルピーヌF1チームはシーズン終了のかなり前にコンストラクターズ選手権で6位に固定されており、争う余地がほとんどなかったため、チームは2024年モデルに早期に切り替えることができた。
「私たちは今年、自分たちが望んでいたような位置にいないことはわかっていたし、制約があるため、クルマの開発が少し頭打ちになっていることもわかっていた」とハーマンは語った。
その地点に到達していることがわかったら、チャンピオンシップで自分がどの位置にいるのかを理解し、『次に行こう』と考えた方がいい。そして我々はかなり早く移行した」
「メカニカルな面では、2022年の45週目にマシンをスタートさせた。シャシーや機材、そしてマシンの質量を下げるという点で、かなり早い段階から着手していた。それは今、定期的に行っていることだ。だが、おそらくこれまでよりも早い段階だ」
ハーマンは、A523の重要な問題は、スイートスポットに入れるのが難しいことだったと述べた。
「A523の弱点は、非常に狭いウインドウで作動する必要があることだと思う」とハーマンは語る。「路面コンディションが特殊だったり、乗り心地のレベルが高かったりするサーキットに行くと、より苦戦を強いられることになり、ドライバーはマシンを楽しめない」
「それが今のところの弱点のひとつだ。だから、もう少し幅を広げる必要がある。シーズンに向けては十分に幅を広げたつもりだったが、明らかにそうではなかった。だから、そこに取り組んでいる」
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