フェルナンド・アロンソ、3度目のインディ500挑戦はクラッチ故障で21位
世界3大レースでの“トリプルクラウン”を目指して第104回インディ500に参戦したフェルナンド・アロンソだが、クラッチトラブルによってその希望は潰え、21位でレースを終えた。

アロー・マクラーンSPから参戦した2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、26番グリッドからレースをスタートしてレースの大部分をバックマーカーとの戦いに費やすことになった。

ゆっくりと段階的に順位を上げていったフェルナンド・アロンソは一時は15番手まで順位を上げたが、クラッチ故障によって非常に長いピットストップを強いられ、最終的には優勝した佐藤琢磨からは1周遅れとなる21位でレスを完走した。

フェルナンド・アロンソは、1周目から苦戦しており、幸運の女神がほほ笑むことはなかったと述べた。

レース後、フェルナンド・アロンソ「優しさは1周もなかった」と語った。

「最初からオーバーステアが多く、マシンのバランスに苦労していた。ピットストップでバランスを変え続け、フロントフラップを減らし、タイヤの調整を行った後、マシンに満足できるものになった」

「僕たちは110周目くらいに臨んでいた15番手まで順位を上げていた。レースの半分を26番手から15番手で過ごしたけど、解決方法がわからないクラッチの問題が発生した」

「僕たちはクラッチなしでレースを終えたし、その時点からすべてのピットストップでマシンを押してギアを入れて進める必要があった」

「それは僕たち1周が犠牲になったし、残念なことに、僕たちは最後まで1周遅れのままだった。それ以上のことは達成することができなかった」

2020年のレースは、フェルナンド・アロンソにとって3回目のインディ500への挑戦であり、最後になる可能性がある。2021年からルノーF1と2年契約を結んでF1復帰するアロンソは、少なくとも2023年まではインディ500に再び参戦することを許可されていない。

だが、フェルナンド・アロンソは、アロー・マクラーレンSPの努力を称賛した。

「ラインを越えて、レースをフィニッシュしできたのはポジティブなことだ」とフェルナンド・アロンソは付け加えた。

「ネガティブな点は、クラッチの問題で非常に早くに戦いから外れてしまったことだ」

「とにかく、アロー・マクラーレンSPチームはレース中に素晴らしかったと思う。戦略とピットストップによって常にポジションを上げることができた。過去数週間にわたって僕たちが行ってきた仕事を非常に誇りに思っている」

「頑張ってレースをしたけど、今日は運が良かった。でも、チーム全員の努力を誇りに思う」

また、フェルナンド・アロンソは優勝した佐藤琢磨に「Congrats champ!!! おめでとう!!!@TakumaSatoRacer ! Very happy for you!」と日本語を交えてTwitterで祝福した。

フェルナンド・アロンソのチームメイトであるパトリシオ・オワードとオリバー・アスキューは、それぞれ6位と31位でレースを終えた。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / インディカー