フェルナンド・アロンソ、将来的なF1復帰の可能性は除外せず
フェルナンド・アロンソは、2019年のF1世界選手権には参戦しないものの、将来的にマクラーレンが競争力をつけることができれば、F1に復帰することを除外していない。
フェルナンド・アロンソは8月14日(火)にマクラーレンが発表したプレスリリースで2019年のF1世界選手権には参戦しないことを発表。引退という表現は使っていないものの、17年間のF1キャリアに一旦ピリオドを打ち、事実上のF1引退を表明した。
「この素晴らしいスポーツで最高の17年を過ごした今、僕にとって変化を起こし、前に進むときが来た」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「これまでの信じられないようなシーズンの全ての瞬間を楽しんできたし、その時間を特別なものにしてくれたすべての人々には感謝してもしきれない」
「この決断は数カ月前から決めたことだし、気持ちは固まっていた。それでも、僕の考えを変えようと努力してくれたチェイス・キャリーとリバティメディア、そして、今回、僕に連絡をくれたすべての人々に心から感謝したい」
フェルナンド・アロンソは、フェラーリでの5シーズンで3度目のF1ワールドチャンピオンに手が届かず、2015年に新生マクラーレン・ホンダのプロジェクトに参加。しかし、ホンダのF1パワーユニットは信頼性とパワーユニットに欠け、優勝はおろか、ポイント獲得にも苦労する3シーズンを過ごした。
ホンダとのパートナーシップを解消して、今年からルノーのF1パワーユニットを搭載したマクラーレンだが、パフォーマンス不足は解消できず、フェルナンド・アロンソはこの4年間で表彰台にすら手が届いていない。
そんな中、世界3大レースでの“3冠”という目標を見い出したフェルナンド・アロンソは、モナコGPを欠場して現役ドライバーとしては異例となるインディ500に挑戦。マクラーレン・ホンダに勝ち目がないことで実現したプロジェクトだった。
今年もF1と並行してトヨタからFIA 世界耐久選手権に参戦。今年6月のル・マン24時間レースで優勝し、2冠目を達成。残すはインディ500制覇のみとなった。
まだ来季の活動は発表してないフェルナンド・アロンソだが、おそらくインディ500制覇を見据えてインディカーにフル参戦するのではないかとみられている。
「新しいエキサイティングなチャレンジはもうすぐそこまで来ている。人生で一番幸せな時間を過ごしているところだけど、新たな冒険に挑まなければならない」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「マクラーレンにいるたくさんの素晴らしい人々と最高の関係を築いてきたし、彼らは僕の領域を広げ、他のカテゴリーでレースをするチャンスをくれた。今はこれまで以上にもっと完成されたドライバーになっていると感じている」
インディ500制覇で3冠という目標を達成し、マクラーレンがタイトルを争えるまで競争力をつけた場合、フェルナンド・アロンソは将来的にF1に帰ってくるかもしれない。
「マクラーレンのみんなに感謝したい。僕の心は永遠にこのチームと共にある。彼らなら将来さらに強くなり、もっと素晴らしくなって復活するだろうし、その時こそ自分がこのシリーズに戻ってくるいいタイミングなのかもしれない。そうなれば本当にうれしい」
「僕のF1キャリアにおいて関わってくれたすべての人たちにも感謝を伝えたい。そして、何よりも、世界中にいる僕のファンには感謝している。今後、いつか僕たちの道のりがまた交わることが来ると確信している」
フェルナンド・アロンソが参戦しないことで、2019年のマクラーレンのシートには2つの空席ができることになる。現在ドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、まだ来季以降の契約延長を獲得できていない。
報道では、カルロス・サインツのマクラーレン加入が噂されている。ダニエル・リカルドに代わってレッドブル・レーシングへ復帰する可能性も残されているサインツだが、来月にはレッドブルとのオプション契約がきげんを迎え、その後はフリーエージェントとなる。
また、フォース・インディアのシート喪失が噂されるエステバン・オコンの加入。そして、マクラーレンのリザーブドライバーを務め、将来のスターと評されるランド・ノリスも候補に挙がっている。
マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの進退については以前から話し合っていたことであり、今後の計画に影響はないと主張している。
「フェルナンドとのオープンな対話のおかげで、我々はこのような事柄が起こりうることを想定することができた」とザク・ブラウンは語っている。
マクラーレンは、フェルナンド・アロンソとともにインディカーにフル参戦するとされており、今後もその関係が途絶えることはないだろう。
今年で37歳になったフェルナンド・アロンソだが、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは一度F1から引退した後、41歳で現役復帰を果たしている。2021年にはF1は大幅なレギュレーション変更を予定しているが、その年で40歳を迎えるフェルナンド・アロンソも復帰の可能性は十分にありえる。マクラーレンが競争力を取り戻し、ザク・ブラウンがまだマクラーレンのトップにいる限りは・・・。
関連:フェルナンド・アロンソ、2018年限りでのF1引退を正式発表
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは8月14日(火)にマクラーレンが発表したプレスリリースで2019年のF1世界選手権には参戦しないことを発表。引退という表現は使っていないものの、17年間のF1キャリアに一旦ピリオドを打ち、事実上のF1引退を表明した。
「この素晴らしいスポーツで最高の17年を過ごした今、僕にとって変化を起こし、前に進むときが来た」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「これまでの信じられないようなシーズンの全ての瞬間を楽しんできたし、その時間を特別なものにしてくれたすべての人々には感謝してもしきれない」
「この決断は数カ月前から決めたことだし、気持ちは固まっていた。それでも、僕の考えを変えようと努力してくれたチェイス・キャリーとリバティメディア、そして、今回、僕に連絡をくれたすべての人々に心から感謝したい」
フェルナンド・アロンソは、フェラーリでの5シーズンで3度目のF1ワールドチャンピオンに手が届かず、2015年に新生マクラーレン・ホンダのプロジェクトに参加。しかし、ホンダのF1パワーユニットは信頼性とパワーユニットに欠け、優勝はおろか、ポイント獲得にも苦労する3シーズンを過ごした。
ホンダとのパートナーシップを解消して、今年からルノーのF1パワーユニットを搭載したマクラーレンだが、パフォーマンス不足は解消できず、フェルナンド・アロンソはこの4年間で表彰台にすら手が届いていない。
そんな中、世界3大レースでの“3冠”という目標を見い出したフェルナンド・アロンソは、モナコGPを欠場して現役ドライバーとしては異例となるインディ500に挑戦。マクラーレン・ホンダに勝ち目がないことで実現したプロジェクトだった。
今年もF1と並行してトヨタからFIA 世界耐久選手権に参戦。今年6月のル・マン24時間レースで優勝し、2冠目を達成。残すはインディ500制覇のみとなった。
まだ来季の活動は発表してないフェルナンド・アロンソだが、おそらくインディ500制覇を見据えてインディカーにフル参戦するのではないかとみられている。
「新しいエキサイティングなチャレンジはもうすぐそこまで来ている。人生で一番幸せな時間を過ごしているところだけど、新たな冒険に挑まなければならない」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「マクラーレンにいるたくさんの素晴らしい人々と最高の関係を築いてきたし、彼らは僕の領域を広げ、他のカテゴリーでレースをするチャンスをくれた。今はこれまで以上にもっと完成されたドライバーになっていると感じている」
インディ500制覇で3冠という目標を達成し、マクラーレンがタイトルを争えるまで競争力をつけた場合、フェルナンド・アロンソは将来的にF1に帰ってくるかもしれない。
「マクラーレンのみんなに感謝したい。僕の心は永遠にこのチームと共にある。彼らなら将来さらに強くなり、もっと素晴らしくなって復活するだろうし、その時こそ自分がこのシリーズに戻ってくるいいタイミングなのかもしれない。そうなれば本当にうれしい」
「僕のF1キャリアにおいて関わってくれたすべての人たちにも感謝を伝えたい。そして、何よりも、世界中にいる僕のファンには感謝している。今後、いつか僕たちの道のりがまた交わることが来ると確信している」
フェルナンド・アロンソが参戦しないことで、2019年のマクラーレンのシートには2つの空席ができることになる。現在ドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、まだ来季以降の契約延長を獲得できていない。
報道では、カルロス・サインツのマクラーレン加入が噂されている。ダニエル・リカルドに代わってレッドブル・レーシングへ復帰する可能性も残されているサインツだが、来月にはレッドブルとのオプション契約がきげんを迎え、その後はフリーエージェントとなる。
また、フォース・インディアのシート喪失が噂されるエステバン・オコンの加入。そして、マクラーレンのリザーブドライバーを務め、将来のスターと評されるランド・ノリスも候補に挙がっている。
マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの進退については以前から話し合っていたことであり、今後の計画に影響はないと主張している。
「フェルナンドとのオープンな対話のおかげで、我々はこのような事柄が起こりうることを想定することができた」とザク・ブラウンは語っている。
マクラーレンは、フェルナンド・アロンソとともにインディカーにフル参戦するとされており、今後もその関係が途絶えることはないだろう。
今年で37歳になったフェルナンド・アロンソだが、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは一度F1から引退した後、41歳で現役復帰を果たしている。2021年にはF1は大幅なレギュレーション変更を予定しているが、その年で40歳を迎えるフェルナンド・アロンソも復帰の可能性は十分にありえる。マクラーレンが競争力を取り戻し、ザク・ブラウンがまだマクラーレンのトップにいる限りは・・・。
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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ