フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
フェルナンド・アロンソが、F1ベルギーGPへの意気込み、スパ・フランコルシャンの印象について語った。

フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
非常に特別なサーキットだし、非常に速いコーナーがあって上下するトラックなので、常にアドネナリンが湧き出てくる。全てがドライバーにとって本当に素晴らしい経験になる。スパの1周は、興奮度やアドネナリンの放出量でいえば他のトラックの20周くらいな感じだ。

一番の厳しいコーナーは、間違いなくフィニッシュラインの直前にある最終シケインだ。時速330キロくらいで進入するけど、わずかなグリップでかなりの低速シケインに対応しければならない。スパではクルマをダウンフォースをかなり低くセットアップするからね。レース中にたくさん順位の入れ替わる場所でもあるし、とても狭いピットレーンへの入り口を示す部分でもあるのでれも重要だ。

オー・ルージュは7速ギアを使って時速300キロメートル以上で駆け抜ける上りコーナーだ。たとえ、最新型のF1カーでここを全力で攻めたとしても、身体には他のどのサーキットよりも大きな圧力がかかる。それがここを特別なものとしている理由だ。

スパで最善のセットアップを行うためには、空力的な妥協点を見いだすことが重要だ。セクター1とセクター3は全体が長いストレートで構成されているので、できる限りのスピードを得るためにそこでのダウンフォースは最小限にしておきたい。でも、ミドルセクターには多くのコーナーがあるし、そこでは最大レベルの空力ダウンフォースが欲しい。なので、スパで正しいバランスを得るのはかなり複雑だし、フリー走行でその優先順位を決めていくことになる。

スパは、ドライバーとチームのどちらにとっても大きな挑戦を提供するいろいろなものが揃ったサーキットだと考えられている。つまり、モナコやモンツァ、評判の高いその他の有名なサーキットでのレースと並ぶものだし、より高い価値を持つものだ。過去には名ドライバーたちがここで勝っているしね。だから、今年はそこに自分の名前を刻むことができるよう期待している。でも、結局のところ、優勝しても得られるのは25ポイントだし、それはほかのレースと同じだ。

2005年には2位だったし、F3000時代にもうまくやれていた。スパでは、これまで優勝争いができるチャンスに恵まれなかったし、しばしばリタイアもしている。単純に運に見放されたり、技術的問題のせいだったり、自分のミスによるものもあった。だから、今年はその埋め合わせをして、これまでに失ったポイントを挽回できれば嬉しいね。



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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / スクーデリア・フェラーリ / F1ベルギーGP