フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソが、F1日本GPへの意気込み、鈴鹿サーキットへの印象を語った。

フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
今朝、日本に到着した。午後に鈴鹿のトラックに着いたとき、雨に迎えられてしまった。今年、ウェットトラックは僕たちにあまり運をもたらしてくれていないので、「土曜日や日曜日に降るよりも今日の方がいい」と思ったね。

特にカナダについて考えると、勝利を獲得するために条件が全て揃っているように思えたけど、結局はこれまでのシーズンで唯一のノーポイントになってしまった。週末の天気予報は、少なくとも最初の数日はかなり良いけど、日曜日は雨の恐れがちょっと高いね。実際、ここはどう予想すればいいかあまりわからない。例えば去年、前日に嵐があってトラックが使えなかったので、日曜日の午前中に予選を走らなければならなかった。

シンガポールGP後は自宅に戻っていた。これから極東で2連続のレースがあって、そのあとインドでのF1初開催が続くので、シーズンの最後の追い込み前に家族と少しリラックスするのが最適だと感じたんだ。数学的にもうドライバーズタイトルはもう手の届くところにないのは事実だけど、きちんとした姿勢で最後の5レースに挑むモチベーションを維持する理由はまだたくさんある。ベッテルが一度だけ表彰台を逃しただけで完全に支配したここまでのシーズンの出来を考えれば、2位を争っていることは僕にとってもチームにとっても素晴らしい結果だ。僕はウェバーと2人のマクラーレン勢の4人が候補者だけど、誰が2位になるかはインテルラゴスまで待たなければならないと思う。

最近のレース展開を見れば、直近のライバル達はマシンマフォーマンス面でそれほど抜きんでているとうに思えるので、簡単ではないのは確かだ。でも、見込みがないというわけではない。ゴールに到達したければ、全てをパーフェクトにこなして、最後までトライしなければならないことはわかっている。それにコンストラクターズ選手権2位もまだ可能性がある。マクラーレンとの大きなギャップがあるので、かなり難しい目標ではあるけど、不可能ではない。最終的に、僕もチーム全体も望んだようにいかなかたtシーズンを出来る限りベストなカタチで終えられることを望んでいる。少なくとも1勝することが最大限だけど、重要なのは常に表彰台を争いのなかにいることだ。

日本GPでは2度優勝している。1度は富士で、もうひとつはここ鈴鹿だ。2つのうち鈴鹿の方がベストだったけど、今のチームは誰もそれに同意しないだろうね。リードしていたミハエルがリタイアしなければならなかったことにどれくらい落胆したかは理解できるからね。いつだって故障によってマシンを止めるのを見るのは良いことではない。実際、数週間前のモンツァでは僕にも同じことが起こっていた。F1は時に残酷なスポーツだ。

日曜日のレース後に大好きな都市である東京に行く予定だ。フェリペと一緒にフェラーリ・ジャパンによって行われる458スパイダーの発表イベントに参加する。またオーストラリアGPで150イタリアで使用したノーズセクションをオークションにかける。レースの数週間前に国を襲った地震の被災者へのメッセージを掲載したものだ。石巻に学校を建設するための募金を含め、フェラーリ・ジャパンが様々な取り組みに関わっていることはわかっている。土曜日のサーキットでその地域から来る子供達に会う予定なので、彼らのために何かできれば嬉しいね。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / スクーデリア・フェラーリ / F1日本GP