ウィリアムズF1のアルボン、3番手に驚き「特別なことは何もしていない」
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通常は最下位付近にいるウィリアムズだが、アルボンはシルバーストンでの両方のプラクティスを3番手で終えた。ウィリアムズの強力なペースはローガン・サージェントがFP2で5番手につけた走りからも裏付けられた。
ウィリアムズのスピードはコース上では心強いものに見えるが、アルボンはステアリングを握っているときのフィーリングはあまり良くなかったと認める。
「驚くようなことではないと言えば嘘になる」とアルボンは語った。「特別なことは何もしていない」
「奇妙だ。悲観的に聞こえるかもしれないけれど、僕らにとってはあまりいい感じではないのに、他の人たちはもっと悪い状況に違いないからだ」
「今日の風は本当に厄介で、マシンのバランスを大きく崩してしまう。でも、僕たちは他の誰よりもうまく対処できているようだ」
「アップグレードパッケージも入っている。我々が見たところ、低速コーナーよりも高速コーナーの方が若干優れていた。オーストリアはある意味で低速トラックだった。そのせいもあるかもしれない」
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シルバーストンで好調なスタートを切ったウィリアムズだが、アルボンは序盤のパフォーマンスに浮かれることはないと主張する。
「ちょっと疑問符だ。ロングランペースもハードタイヤでは強かった」とアルボンは語った。
「我々は地に足を着いけたま、自分自身のことだけに集中しなければならない。でも、ラップを終えてトップ3に入るということは少し奇妙なことだ」
「何がポジティブな点かを言うのは難しい。バランスについて言えば、ここではすべてのコーナーが異なるし、風がさまざまな形でマシンに当たるため、いわゆる“バラバラなクルマ”になってしまう」
「できることはたくさんあるけど、非常に難しい。「ターン3がオーバーステアで、ターン4がアンダーステアだとする。コーナースピードは同じだし、向かい風や追い風を受けているだけなので、実際にコーナーを攻めたり、セットアップをしたりすることはできない」
「このサーキットでは妥協がすべてだから、僕たちは学んでいるけど、同時にある意味でこのようなコンディションに合わせて最適化することが重要だ」
「繰り返しになるけど、僕たちにとっては少し意外なことなので、とにかく地に足をつけたままでいる必要があるし、明日何が起こるか見てみよう」
カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング / F1イギリスGP