アレクサンダー・アルボン 「駄目でもトロロッソに戻れるという心境だった」
アレクサンダー・アルボンは、シーズン途中のレッドブル・ホンダへの昇格で“うまくやる必要がある”とは考えず、“駄目ならトロロッソに戻れる”という気持ちで挑んだことが良かったと考えている。

2018年は予算不足によってF2で一戦ごとの契約という崖っぷちのような状況だったアレクサンダー・アルボンだが、ランキング3位を獲得するパフォーマンスを発揮。

一時は日産からフォーミュラEに参戦する契約を結んでいたが、土壇場でレッドブルが獲得を決めて、トロロッソからF1デビューを果たすことになった。

シェイクダウンテストまでF1マシンを走らせたことさえなかったアレクサンダー・アルボンだが、前半戦に優れたレースクラフトを披露。シーズン後半は成績不振のピエール・ガスリーに代わってトップチームのレッドブル・ホンダに昇進。最終ラップでルイス・ハミルトンに衝突されて入賞を逃したF1ブラジルGPを除いてレッドブルとの全てのレースをトップ6以上でフィニッシュし、2020年もチームへの残留が決まった。

「正直なところ、あまり実感が沸いてけど、同時にレッドブルにいるので、とても奇妙な感じだだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

「最初の1年を通して漂っているような感じだった。何も意識していないような感じだったし、それは良かったんだと思う!」

「プレッシャーを感じていのたからね。それは良いことだ。でも、冬の間にそれについて振り返るつもりだし、本当に自分自身のための時間をとろうと思っている」

「実際に何が起こったのかはほぼ自覚はしている。最初の年にトップチームにいたのは2007年のマクラーレンでその機会を得たルイス(ハミルトン)だったと思う。それが最後に起ったときだし、10年以上前のことだ」

アレクサンダー・アルボンは、トロロッソに戻るというセーフティネットのオプションがあったことが、レッドブル・ホンダにステップアップするプレッシャーに対処するのに役立っていると語る。

「それについて考えすぎているのは助けにならないということを意識的に認識しなければならない」とアレクサンダー・アルボンは語る。

「常にそこにあることだ。心の奥底で意思決定が行われているなどで実際に何が起こっていることだ」

「でも、同時に何かを証明できるのは結果だけだ」

「だから、あなたは自分のドライビングに集中し、マシン、チームからベストを引き出さなければならない。両方とも新しい環境だった。僕としては“うまくやる必要ある”とは思わなかった。というよりも、“僕にはチャンスがあるんだ“という気持ちでいた」

「違った考え方もしていた。正しいか間違っているかに関わらず、うまくいかなかったとしても、トロロッソでチャンスがあるはずだといつも思っていた。だから、生きるか死ぬかというよな状況ではなかった」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング / ホンダF1