F1 アレクサンダー・アルボン レッドブル・ホンダ
アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ホンダとの初レースとなったF1ベルギーGPで17番手からスタートして5位入賞という成績を残した。

アレクサンダー・アルボンが、素晴らしい追い上げを見せた。アルボンは序盤をロングスティントにするためミディアムタイヤを装着してスタート。オーバーテイクを複数成功させてトップ10までポジションアップした。

23周目にソフトタイヤを装着すると、ダニエル・リカルド(ルノー)をアウト側からオーバーテイクするなど、アグレッシブで力強い走りを見せ、8番手へとポジションを上げた。

レース終盤ではDRSを使用してトロロッソのダニール・クビアトを追い抜くと、最終ラップにはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)にせまる。激しいバトルの中でコース外へ追い詰められ、マシン右側が芝生の上を走行することになりながらも、オーバーテイクに成功。アルボンはレッドブル・ホンダでのデビュー戦を5位という結果で締めくくった。

「とてもうれしい。5位は素晴らしい結果で、このチームで最高のスタートを切ることができた」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

「今日は楽しい瞬間がいくつもあり、レースを大いに満喫した。レースウイークの始まりは緊張していた。そのときに5位になれると分かっていたら、飛び跳ねていたと思うけど、今は少しホッとしている」

「レースは厳しい展開で、最初のスティントでは、前車から発生する乱気流のせいでグリップに苦しみ、まったくオーバーテイクできなかった。でも、ピットインしてソフトタイヤに交換してからは、マシンは息を吹き返したように速くなり、僕は“いけるぞ!”と感じた。最終ラップはセルジオ(ペレス)と芝生に片側を落としながらも素晴らしいバトルを展開し、いいレースが見せられたと思う」

「もちろん、僕自身を向上させなければならない部分がいくつかあるので、次のモンツァまでの期間でよく勉強し、課題を克服していきたい。チームとともに、序盤なぜ苦しんだのかを解明したいと思うけど、このマシンのコツや合わせ込み方も見つけていくつもりだ。今週末、プレッシャーはそれほど感じていなかったけど、メディアの皆さんはそうは見ていなかったようだね。でも、このチームとのレースウイークをエンジョイした。チームによって仕事のやり方が異なるのを見たことも、いい経験になった」。

「僕らルーキーにとって、昨夜はとても苦しい時間になった。みんなアントワーヌ(ユベール)のことをよく知っていたし、とてもつらい時間で、いつもと違う気分で朝を迎えた。サーキットにいる間も、普段と全く異なる雰囲気だった。このレースを、彼に捧げたいと思う」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ベルギーGP