角田裕毅 F1最終戦:2025年F1アブダビGP 決勝 ライブタイミング配信

タイトル争いはランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリの3名に絞られ、史上稀に見る三つ巴の決戦を迎える。ノリスは3位以内で自力初戴冠、フェルスタッペンは優勝とノリス4位以下で逆転、ピアストリは2位以上が必須と、それぞれに明確な条件があり、スタート直後から順位の攻防が激化することは必至。
フェルスタッペンが隊列を意図的に圧縮する“バックアップ戦術”に出る可能性や、角田裕毅がロングスティントでマクラーレン勢の前に出て時間を奪う展開など、戦略面でも読み合いが続く。
さらに、メルセデスのキミ・アントネッリの追い上げや、レーシングブルズ、アストンマーティン、ハース、ザウバーによる6〜9位争いなど、コンストラクターズ選手権も最終戦まで大混戦のまま。中団の激しいバトルがタイトル決戦に影響を及ぼす可能性もあり、58周のレースはどの瞬間にも目が離せない。
2025年F1アブダビGPの見どころ
1. タイトル争いの条件
フェルスタッペンはポール獲得で週末に必要な仕事を果たし、ノリスとピアストリを0.2秒差で抑えた。ノリスは決勝で「3位以内」でフィニッシュすれば無条件で王者となる一方、フェルスタッペンは優勝した上でノリスが4位以下の場合に逆転タイトルが成立する。ピアストリは2位以上が必須で、スタート直後からの順位変動が3者の運命を大きく左右する。
2. フェルスタッペンは“隊列圧縮”を仕掛けるか
ジョージ・ラッセルは、フェルスタッペンが先頭に立った場合、意図的にペースを落としてノリスを後方集団に巻き込む「バックアップ戦術」を使う可能性を指摘。2016年のハミルトンのような状況だが、現在はタイヤ特性もレイアウトも異なり、実行にはスタート直後の展開が決定的となる。
3. 角田裕毅がカギを握る可能性
角田裕毅はQ3でフェルスタッペンにスリップストリームを与えてチームプレイを実行済み。決勝ではロングスティントで走行し、上位陣のピット後にマクラーレン勢の前に出て時間を奪う役割を果たすシナリオも考えられる。マクラーレンも対抗策を持つが、予測不能な状況が生まれやすい。
4. アントネッリの追い上げ
メルセデスのルーキー、アントネッリは好調な終盤戦を続ける一方で、予選はQ2敗退の14番手。しかしトップとの差は0.35秒以内と拮抗しており、決勝では序盤から激しい追い上げが期待される。メルセデスはコンストラクターズ2位を守るために、アントネッリのポイント獲得が重要となる。
5. 中団争いの決着
6〜9位のコンストラクターズ争いが最終戦までもつれ込み、レーシングブルズ、アストンマーティン、ハース、ザウバーがわずかな差で並ぶ。アロンソ、ハジャー、オコン、ボルトレトが接近した位置からスタートするため、直接対決が最終順位を大きく左右し、接触や波乱が上位争いにも影響する可能性がある。
カテゴリー: F1 / F1アブダビGP
