ニコ・ロズベルグ
ニコ・ロズベルグは、F1イギリスGPの決勝レースに無線通信ルールに違反したとして10秒加算ペナルティを科せられ、3位に降格した。

ニコ・ロズベルグは、レースの残り8周でギアボックスにトラブルが発生。その際、エンジニアはロズベルグに対しセッティングを変更すること、7速ギアを使わないことを指示した。

今年、FIAはF1競技規則 第27条1項の「ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない」を厳しく適用することを決定。ピットウォールからF1ドライバーへの無線によるコーチングを禁止している。

スチュワードは、ニコ・ロズベルグが上記に違反したと判断。10秒のタイム加算ペナルティを科した。

「本件を広範囲に検討し、スチュワードはチームがドライバーに技術指南書014-16で許された指示をしたと断定した」とスチュワードは声明で述べた。

「だが、スチュワードはその後チームがさらにドライバーに技術指南書で許可されていない指示を与え、スポーティグレギュレーション第27条1項の『ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない』に違反したと断定した」

これにより、2位でフィニッシュしたニコ・ロズベルグは3位に降格。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2位という最終結果になった。

この結果により、ドライバー選手権で首位に立つニコ・ロズベルグと2位のルイス・ハミルトンとの差は1ポイントまで縮まった。

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カテゴリー: F1 / ニコ・ロズベルグ / メルセデスF1 / F1イギリスGP