F1韓国GP 結果
2010 FORMULA 1 KOREAN GRAND PRIX

1位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「トラックコンディションを考えれば、非常に難しい優勝だったし、このように優勝できて最高の気分だ。特にスタートでは、視界の面でトラック上の状況は本当に危険だった。トラックに留まっているだけでも偉業だとわかっていたので、最も心配な時間帯だった。ここでウェットで走ったことはなかったので、基準点もなかった。ウェバーのリタイヤによって僕たちのアプローチは少し変わった。概して言えば、リスクをあまり冒さずに表彰台でフィニッシュできれば十分だった。終盤は特に難しかった。トラックの半分はほぼドライで、タイヤがすぐに傷んだ。レッドブルの2台のトラブルは間近で目にした。あのような状況では、集中力を保ち続けなければならない。高速コーナー抜けるときに考えている時間などないからね。今回の結果が僕たちのチャンピオンシップの可能性にとって大きな手助けになったのは明らかだけど、F1は数学だけではないことを運が証明しているね! バレンシアやシルバーストンのレースでの出来事を考えれば、因果応報と言うことができるだろう。あと50ポイント残っている。レッドブルは依然として優勝候補のままだけど、常に表彰台を獲得できるように全力を尽くしいく。継続的なアップデートのおかげで、マシンはシーズン後半に大きく改善した。予想以上に引き出しているかもしれないけど、週末ごとに状況が変わりかねないことはわかっている。それでもなお、この結果はチームに完全に相応しいものだし、僕の夢は全員を幸せにすることだ・・・」

2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「スタートでは本当にレースがしたかった。僕はレースを愛しているし、十分に安全だと思った。セイフティカーの後ろで17周も費やすことは観客にとっても良くないし、ドライバーとっても楽しくない。さらに、レースが始めればすぐに乾くと感じていた。なので、そうなって嬉しい。特に終盤はとてもトリッキーだった。真っ暗で良く見えなかったし、タイヤも終わっていた。レッドブルの2台がリタイヤしたのにはとても驚いた。フェルナンド(・アロンソ)は本当に素晴らしい走りをした。でも、期待はずれのレースが続いていたので、ポイントを獲得できたことをとても嬉しく思っている。でも、僕たちのマシンはまだ最速ではない。特に最終セクターではフェルナンドに対して多くのタイムを失っていた。でも、僕たちは、ブラジルに向かう前にマクラーレン・テクノロジー・センターに戻って全力でこれを解決すると確信している。あと2戦残っている。マシンからはさらに多くのものを引き出せるし、ファクトリーのスタッフたちは素晴らしい仕事をしている。全員が本当に熱心だし、全力でプッシュしている。チャンピオンシップに手が届かないわけではない。まだ可能性はある」

3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「とても難しいレースを素晴らしい結果で終えられた。自分自身、そしてチームのためにとても嬉しく思っている。フェルナンドは素晴らしい仕事をした。2つの良くない週末のあと、再び表彰台に上ることができて嬉しく思っている。また状況を管理し、いつレースをスタートし、いつセーフティカーを入れるのが適切なタイミングかを正しく判断をするために素晴らしい仕事をしてくれたレースディレクターにも感謝したい。終盤はほぼ暗くなっていたし、インターミディエイトタイヤは壊れていた。特にリアがね。ステアリングホイールのライトがとても眩しかったし、あのような状況ではかなり気が散った。僕たちは少しラッキーだったけど、良い仕事をしたし、コノトラックでも競争力があることを証明した。イスタンブールとアブダビではどうかって? 2つのトラックはそれぞれ非常に異なっているので、言うのは難しい。表彰台を争う能力のあるクルマを持って、ミスをしないようにすることが重要になるだろう」

4位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「今日のレースにはかなり満足している。午後、僕を完璧に導いてくれたチームにも感謝しなければならない。観客は、今回の韓国の初レースを大いに楽しんだと確信している。レーシングスタートは絶対に不可能だったので、セイフティカー先導でレースをスタートさせたFIAはとてもよかったと思う。今日、僕たちにとって唯一残念なことは、ニコがリタイヤさせられたことだ。それがなければチームにとってとてもよい週末になっただろう」

5位 ロバート・クビサ (ルノー)
「5位はチームにとって良いポイントだったし、今週末の全員の努力が報われた。長くて、難しいレースだった。レースは2つに分かれていた。前半はタイヤのウォームアップに大きな問題を抱えていて、とてもトリッキーだった。まったくグリップがなくて、プッシュできなかった。ただトラックに留まることに集中していた。でも、後半はとても良かったと思う。終盤のラップで成果をあげるために、インターミディエイトタイヤを労わって、出来る限り良い状態に保つことが重要だった。それによって最後に多くのポジションをあげることができたし、最後にすべてをかなりいい方向を変えることができた」

6位 ヴィタントニオ・リウッツィ (フォース・インディア)
「今日はほんとにクレイジーなレースだったし、シーズン序盤のオーストラリアのようだったね。とても楽しかった。トラックには水がとても多かったのでスタートを遅らせるのは正しい決断だった。残念ながら、そのあとセーフティカーの後ろで多くのラップを走らなければならなかったけど、トラックはとても滑りやすかったし、ブレーキング時は本当に厳しかった。最後は明かりのないナイトレースのようだったし、ステアリングホイールのライトがとても明るくて、ほぼ目がくらんでいたよ! ほとんどグリップしなかったけど、良いリズムを掴むことができたし、チームのために良い結果を残すことができた。ここ最近はいろいろと不運だったので再び仕事ができて嬉しいよ。再びここでポイントを獲れてウィリアムズへのアドバンテージを広げられたし、最後の2レースにむけて活気づいているよ」

7位 ルーベンス・バリチェロ (ウィリアムズ)
「タフなレースだったけど、今日の僕たちは競争力があった。セーフティカーのタイミングはラッキーだったし、最後の段階までは良いポジションを走っていた。残念ながら、残り5周でタイヤが終わってしまい、最終に2つポジションを失ってしまった。今日はとても難しいレースだったので、レースを完了できたことに満足している」

8位 小林可夢偉 (ザウバー)
「ディレイがあったり、セーフティーカー先導でスタートしたりと、いつもと違った決勝日でした。ただ、最初セーフティーカーランの後ろを走っていても何も見えなかったし、この進行について僕としては問題はなかったです。視界不良とグリップ不足が今日の問題でしたね。19周目、またセーフティーカーが導入されたタイミングでインターミディエイトタイヤに履き替えましたが、その時は滑りやすくて運転するのがとても難しかったです。エイドリアン・スーティルがアタックしてきたとき、僕はインサイドのラインにいたし、走行ラインも変えていません。ミラーで彼を見た時、ブレーキできないんじゃないか、なにかそんな印象を受けてました。僕らは接触したけれど、幸いなことに僕のクルマのダメージは少なく、その後も走り続けることができました。最後の数周は、また視界がとても悪かったです。ただこのときは水しぶきではなく、暗くてですけどね」

9位 ニック・ハイドフェルド (ザウバー)
「再びポイントを獲れて満足している。今日、レースの経過を追うことは簡単ではなかった。スタートを遅らせることは正しい決断だったと思う。そのあとの視界はゼロだったからね。僕たちはかなり早めにインターミディエイトに交換した。後から考えれば、実際は少し早すぎたね。トラックに留まることは簡単ではなかったけど、なんとか留まることができたし、そのあとコンディションは改善していった。乾いた路面で多くの周回を重ねたことで、最後はタイヤがなくなっていた。実際、エイドリアン(スーティル)からポジションを守ることができなかった。ミラーがとても汚れていたので、彼を見ることできなかった。無線で彼がいることはわかったいたけど、彼が並んだ時しか見えなかった。暗いなかでのレースはギリギリだったけど、問題なく見えると感じていたよ」

10位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ウィリアムズ)
「今日はすべてを正しく行うことができた。単純に運がなかった。セーフティカーが解消される寸前にピットに入ってしまい、時間がかかってポジションを失ってしまった。なんとかポジションを取り戻してレース終盤は6番手を走っていたけど、そのあとエンジニアがスポーパンクチャーを抱えていると伝えてきた。クルマは全体的にドライブ不可能な状態で最後まで走り続けることはできなかった。ピットに入らなければならず、大きな結果を失ってしまった」

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12位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日はグリップが十分ではなかった。ブレーキを踏むとすぐにフロントがロックして本当に苦労した。コーナーのためにブレーキを踏むたびにクルマを止めることができなくて、まっすぐに進んでいた。また、エイドリアン(・スーティル)が僕をサーキットから押し出すことにしたとき、3〜4つ順位を落とした。彼が何を考えていたのかわからない。でも、それがなかったとしても、今日はあまりペースがなかった。僕の意見としては、このレースはもっと早く終了するべきだった。午後の終わりに目にしたようなコンディションは、F1マシンのレースするのにはあまりに暗すぎた。このチャンピオンシップで優勝するには、僕の前のマシンが故障するのを頼らなければならない。今日は全体的にとても残念な1日だった」

15位 山本左近 (ヒスパニア・レーシング)
「今日、チームにとって最高の結果でしたし、それについてはとても満足しています。波乱のレースでしたし、スタート後はトラックにあまりに水が多かったので、中断は正しい決断だったと思います。そのあと、セーフティカー出動中に何台かがインターミディエイトに交換していましたが、僕たちはより多くの雨が来ると考えてウェットタイヤで留まってました。トラックは予想よりも早く乾いていって多くのタイムを失ってしまったので、僕たちもインターミディエイトに交換しました。タイヤを管理することができましたし、レース全体で良いペースを刻むことができました。ずっと懸命に作業してくれたチームと応援してくれたファンの皆さんに感謝したいです」

--位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「望ましい結果ではないけど、今日は全員にとって難しいレースだったと思う。レース全体で先頭を走り、それをコントロールしながらタイヤを労わっていたし、これ以上のことはできなかったと思う。全体的に今日と昨日の予選ではほぼ完璧な仕事をした。レース終盤には暗くなってきた。僕はヘルメットにミディアム・バイザーをつけていたので、路面のバンプやブレーキングの基準点を見るのが難しかった。でもレースを完走したドライバーもいるので、ある程度の視界はあんだろうね。ドライバーズ選手権にはまだ50ポイント残っている。今日エンジンが壊れずに優勝していればもっと簡単だっただろうけど、それが人生だし、こういうことも起きるときもある。僕たちは最後の2戦にむけて全力を尽くしている。とても強いチームだし、強いマシンがある。僕たちが最速なことはわかっている。今日できることはすべてやったし、まだ勝ち目はあるので今夜は眠れると思う」

--位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「完全に僕のミスだった。ターン12の出口の縁石に乗ったけど、縁石を降りるときはまさにスローモーションだった。僕のミスだし、僕の日ではなかった。うまく捕えられたと思ったけど、マシンのコントロールを失い、ウォールに接触してしまった。それほど酷い接触ではんかったけど、マシンがトラックの反対側に向かい、ニコ(・ロズベルグ)がぶつかってしまい、彼のレースも終わらせてしまった。僕らがレースをしていた時点ではコンディションは問題なかった。ギリギリだったけど、問題ではなかった。今日はチャンピオンシップには役に立たなかったけど、絶対まだ優勝することはできる。今回は今年2回目のリタイヤに過ぎない。最も重要なのは順位ではなくポイントし、すぐに変わる可能性がある。ポイントでは他に遅れをとってしまったけど、まだ2戦あるし、全力を尽くすつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1韓国GP