ルイス・ハミルトン、ファンが亡き愛犬ロスコーのLEGOポートレートを贈呈
フェラーリF1ドライバーのルイス・ハミルトンは、亡くなった愛犬ロスコーへの特別な追悼として、ファンから贈られたLEGOポートレートをInstagramで公開した。ロスコーは先週末のF1シンガポールGPの前に亡くなり、ハミルトンにとって大きな悲しみの中でのレースとなった。

投稿されたポートレートは、近くで見るとハミルトンのF1キャリアの象徴的な瞬間が細かく再現されており、引いて見るとロスコーの笑顔が浮かび上がる精巧な作品だ。

ハミルトンは製作者のカレンとイローナに感謝の言葉を添え、ファンの温かいメッセージにも感謝を表した。

「このロスコーのLEGOポートレートには本当に感動した。細部まで驚くほど作り込まれていて、どれだけの時間がかかったのか想像もつかない。これを作って送ってくれたカレンとイローナに感謝している」

「ロスコーの死後、たくさんの愛とサポートを送ってくれた皆さんにも心から感謝している。まだとても痛みが大きいけれど、皆さんの励ましが僕を支えてくれている。ロスコーはきっと天国でもたくさんの友達に囲まれて、今も愛と良いエネルギーに包まれていると思う」

ハミルトンは2013年、メルセデスAMG F1に加入した年にロスコーを迎え入れた。ロスコーは肺炎との闘病の末、9月28日に昏睡状態に陥り、その後息を引き取ったという。ハミルトンは「人生で最もつらい決断だった」と、Newsweekのインタビューで語っている。

「4日間も命を懸けて戦ったロスコーを、最終的に見送るという人生で最もつらい決断を下さなければならなかった。彼は最後の瞬間まで闘い続けた。本当に美しい魂を持つ天使のような存在だった。彼を迎え入れたことは人生で最高の決断だったし、共に過ごした思い出は永遠に大切にしていく」

「愛犬を失った経験を持つ多くの人と深くつながりを感じている。別れはとても苦しいけれど、彼と過ごした時間は人生で最も美しいものだった。愛し、愛されたその時間こそが宝物だ」

ハミルトンは最後に、「ロスコーを長年愛してくれたすべてのファンに感謝している」と綴り、「彼は僕の腕の中で、9月28日の日曜の夜に静かに息を引き取った」と明かした。



ハミルトンとロスコーの絆が象徴する“もう一つのF1キャリア”
ロスコーはF1パドックでも知られる存在で、ハミルトンと共に多くのグランプリを旅してきた。SNSでは「もう一人のチームメイト」としてファンに愛され、環境保護や動物愛護活動の象徴的存在でもあった。

ロスコーの死はハミルトンにとって大きな喪失だが、彼の言葉には“愛と感謝”がにじむ。F1の世界で孤高の戦いを続けてきたハミルトンにとって、ロスコーは心の支えであり、常に彼の人生を彩ってきた相棒だった。

フェラーリ移籍初年度という新たな挑戦の中で、ハミルトンは悲しみを乗り越え、愛犬への思いを胸に戦い続けている。

Source: Newsweek

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ