キミ・ライコネン
キミ・ライコネンは、予選後に実施されたフロアテストにマシンが不合格となり、予選タイム剥奪の処分が下された。しかし、決勝レースへの参加は認められ、最後尾からスタートすることになる。

予選セッション後、FIAはキミ・ライコネンとニコ・ヒュルケンベルグのマシンに対してフロアのデフレクションテストを実施。ザウバーはレギュレーションを満たしていたが、ロータスのマシンはフロアのフロント部分が垂直に5mm以上たわんだため検査を通過できず、スチュワードによるさらなる調査が行われた。

スチュワードの呼び出しを受けたロータスの代表者は、縁石との接触によってフロアが破損していたと主張。しかし、スチュワードはその衝撃が“アクシデント”を引き起こしたとは認めず、検査に合格できなかった正当な理由として受け入れなかった。

デフレクションテストを実施したFIA技術委員の責任者ジョー・バウアーは「カーナンバー7は、マシンのセンターラインから左側100mmのポイントに垂直荷重をかけたところ、フロントフロアが垂直に5mm以上たわんでいたため、2013年FIA F1テクニカルレギュレーション第3条17項5号の条件を満たしていない」と報告した。

ここ数年、フロアを低くして走らせることで空力的アドバンテージを得ることのないようにフロアのたわみに関するルールは強化されており、レギュレーションでは2000ニュートンの荷重をかけた際にフロアが5mm以上たわんではいけないことになっている。

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / F1アブダビGP / ロータス