ジョージ・ラッセル 「スライエムはF1ドライバーにFIAの目標を伝えるべき」
メルセデスのF1ドライバーであり、GPDAの会長でもあるジョージ・ラッセルは、FIA会長が「彼がモータースポーツをどのように運営するかは自分たちには関係ない」と断言しているにもかかわらず、ン・スライエムがドライバーたちに対してより明確になることを望んでいる。

アラブ首長国連邦出身の元ラリードライバーとF1レーサーの間で緊張状態が続くなか、ラッセルはFIA会長のモハメド・ビン・スライエムに対し、モータースポーツの統括団体における「自身の目標を明確にする」よう強く求めた。

2024年F1シーズンは、GPDAが、ビン・スライエムとドライバーの悪態取り締まり強化の試みを公然と非難する書簡で、「大人として扱う」よう会員に要請した正式な回答を依然として待っているままに終わった。

これは、ドライバーが不用意にファンを扇動するようなコメントを発し、それがすぐに特定のファン層に広まってしまうことを阻止しようという、統括団体内部からの広範な取り組みの一環である。また、ビン・スライエムが2022年の会長に就任した際に始まった、ドライバーがクラッシュしてしまった際にアクセサリーを身に着けていることで炎上してしまうリスクを軽減しようというFIAの取り組みに続くものである。

11月初旬にGPDAのインスタグラムアカウントでドライバーたちの書簡が公開された後、ビン・スライエムはメディアに対して、自分がFIAをどのように統治するかは「彼らには関係のないことだ」と語った。

アブダビで開催された2024年シーズンのフィナーレでこの件について尋ねられたラッセルは、「彼の頭の中で何が起こっているのかはよくわからないが、この議論を最後にした際、僕はある意味で『次は何だ?次は何が起こるんだ?』と言った。まさか2週間後に、かなり深刻な事態になるとは思ってもみなかった」と語った。

ジョージ・ラッセル 国際自動車連盟

これは、FIAがコンプライアンスの問題をビン・スライエムと上院議長に直接委ねることを計画していたことについて言及したもので、今月のFIA総会で可決された。

「コンプライアンスの問題を含め、ガバナンスの変更が何を意味するのか、僕にはよく分からない」とラッセルは付け加えた。

「正確にはわからないが、かなり大きな問題であることは確かだ」

「そして、『2週間後にはまた何か別の問題』という展開にはかなり驚いた。2週間後にはまた何か別の問題が発生するのだろうか?そして、我々はどこにいるのか?最終地点はどこにあるのか?」

「FIAの目標と目的について、僕たち全員が理解できれば素晴らしいと思う。そして、会長がFIAにおける自身の目標を僕たちに説明できれば、僕たちも理解できるだろうし、会長の視点から見ることができるようになると思う」

そうすれば、僕たちもより深く理解できるようになるだろう」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / FIA(国際自動車連盟)