マクラーレン・ホンダ
シルバーストン・サーキットで行われたシーズン中の公式テスト初日は、フェルナンド・アロンソがMcLaren-Honda MP4-31のドライブを担当した。

今日のシルバーストンはドライとウエットコンディションが入り混じる典型的な“ブリティッシュ・ウェザー”となり、午前中は晴れ間が広がるドライコンディションでしたが、午後は一変して大雨と強風に見舞われた。

チームは本日の走行プログラムを実施しながら、変わりやすい天候を利用して、各種セットアップやドライおよびウエットタイヤの両方をテストすることができた。

本日の走行プランでは、空力コンポーネントのコリレーション、空洞データを使った先日のアップグレードの検証、ならびに次の2戦に向けたセットアップを行うことに焦点を当てた。

今日のプログラムで収集したデータの一部は、来年のマクラーレン・ホンダのシャシー開発に使用する。また、チームは先日導入されたホンダのパワーユニットのアップグレードに関する追加テストも実施した。

アロンソは、信頼性の問題を抱えることなく、本日の走行プランを完了した。合計105周を走行し、1分31.290秒というベストラップタイムで、全ドライバーの中で最速のラップタイムを記録した。

デーブ・レディング (マクラーレン・ホンダ チームマネージャー)
「今日は変わりやすい天候のため、フェルナンド、メカニックおよびエンジニアは難しい作業を強いられましたが、本日のテストプログラムを完了できたことを、とてもうれしく思います。雨が降ったことで、多数の設定をテストし、貴重なデータを収集することができました。そのデータを使って、夏休みに入る前の次の2戦のセットアップを実施します。今日はポジティブな一日でした。フェルナンドが実施した合計105周の走行から得た情報をもとに、ストフェルがハンドルを握る明日の走行プログラムを決定します。今回のテストで収集したデータは、我々のシャシー(特に空力コンポーネント)およびパワーユニットの短期的かつ長期的な開発に役立てます。今日のロングランでは、パワーユニットで有効な長距離走行を行うとともに、最新のアップグレードに関するデータ確認も実施しました」

中村聡 (ホンダ R&Dチーフエンジニア)
「シルバーストン・サーキットでの初日のテストは、先週末のGPに新規投入したエンジンのインテイクシステムの機能確認とデータ取得を行いました。フェルナンドが安定した走りを見せてくれたおかげで、本日の105周で信頼性の確認が進み、かなりの量の走行データを得ることができましたので、エンジニアにとっては忙しい夜になると思います。変わりやすい天気の中、ドライとウエットのコンディションの両方でテストすることもでき、すべてがスムーズに進んだ一日だったので満足しています」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1