小林可夢偉
小林可夢偉は、スーパーフォーミュラ最終戦 鈴鹿のレース1で3位表彰台を獲得、レース2を9位でフィニッシュ。スーパーフォーミュラに初参戦した今年を振り返った。

レース1。4番グリッドの小林可夢偉としてはスタートでトップ接近を狙いたいところだったが、無念のセーフティカー先導スタートに。レース中盤、小林可夢偉は3番手を走る3号車に迫っていき、さらに後半は2位の38号車も含めた3台の間隔が接近してくる。

16周目に3号車がコースオフし、小林可夢偉は3位へ。さらに2位を狙って38号車と競ったが、3度目の表彰台を3位で獲得した。

レース2。フォーメーションラップ後、スタートに備えていた小林可夢偉のマシンの前輪から、ブレーキ関連の過熱による火と煙が上がった。これはそのままスタートして動き出せば消え、問題のないものだったが、フォーメーションやり直しの判定となってしまい、小林可夢偉は最後尾発進を余儀なくされる事態に。絶望的状況ながらも、好フィーリングのマシンで小林可夢偉はパッシングを連発する。リタイア車等も含めるとリザルト上は都合10台抜きという離れ業で、入賞一歩手前の9位で今季最後のレースを終えた。

小林可夢偉
「まず、レース1がセーフティカースタートになったことが残念でした。直前の8分間の走行でマシンの感触が良かったですし、スタートの練習も良かっただけにそう思います。レース2は、あのままスタートさせてくれていれば、というところですね。実際そうでしたが、走り出せば問題はなかったことでしたから。あそこで止められてしまったこと、これも本当に残念でした。マシンの状態は良かったですし、自分のグリッドから出られていれば、スタート次第ではトップ争いもできていたと思います」

「“あとちょっと”続きの年でした。でも、今日もファンのみなさんの前で、戦えているレースを見せられたことは良かったです」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / スーパーフォーミュラ