ホンダ・レーシングF1チーム
ホンダは、F1 イギリスGP初日のフリー走行で、ジェンソン・バトンが7番手、ルーベンス・バリチェロが10番手だった。

午前中のフリー走行1回目、ホンダはいきなりトラブルに見舞われる。バリチェロのマシンにリアサスペンションのトラブルが発生し、二台のマシンともに走行を断念。このため、バトンは7周で17番手。4周のみの走行となったバリチェロは、20番手に終わった。

午後、二人は順調に周回を重ね、バトンは39周を走って7番手。バリチェロは34周走行し、10番手だった。

ジェンソン・バトン
フリー走行1回目 17番手 1分21秒901
フリー走行2回目 7番手 1分20秒929
「午前はほとんど走行できず、午後は風があったものの、今日のテストプログラムから有効な情報が得られた。プライム(ハード側)もオプション(ソフト側)も、ともにタイヤの理解を深めている。だが、バランスに完全に満足できたわけではないので、やるべきことはまだたくさんある。今日はタイムシートの7番手だったが、それが必ずしも僕らの戦闘力を反映しているわけではない。予選に向けて、今夜も作業を続けていく。」

ルーベンス・バリチェロ
フリー走行1回目 20番手 1分24秒123
フリー走行2回目 10番手 1分21秒002
「シルバーストンが大好きだから、リアサスペンションのトラブルで午前中走ることができなかったことはがっかりだ。午後の2回目のセッションはポジティブで、バランスのいいマシンからフィードバックを得ることができた。ライバルたちと比較して、ポジションがどこかはまだわからないが、マニクールよりずっといい週末になると期待している。」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
「ルーベンスは、セッション開始時にリアサスペンションの問題を抱えた。そのため、念のためジェンソンのマシンもガレージにとどめ、問題を調べた。問題となった部分は、デザインを変えているわけでも、距離を重ねているわけでもなかったので、このトラブルはきわめて異例だ。ファクトリーに戻し、調査を続けているが、デザインは安全性が十分考慮されたものである。2回目のセッションでは、ファクトリーで品質管理の過程を繰り返し経てきた新しいパーツを、両マシンに装着した。先週のテストを経て、今回マシンに使用した新しいパーツは、われわれのパフォーマンスを改善している。今日は他車の燃料搭載量がわからないため、ライバルたちとパフォーマンスを比較するのは難しい。ドライの予選でなければ、本当の力関係はわからない。しかし、2台とも最後にはトップ10に入っていたことから、われわれは本当に進歩していると言えるだろう。最新の情報では、土曜と日曜にかなりの確率で雨が降るようだ。ウエットの予選になると、トラックコンディションが常に変化して難しいものになるだろうし、速いマシンが序盤のセッションで脱落する可能性も出てくる。グリッド順はかき回され、エキサイティングなレースになるだろう。ジェンソンとルーベンスの2人はウエットでのパフォーマンスがかなりよく、ウェットでのレースは期待できる。ウエットレースでより多くのマシンが脱落すればそれだけ、われわれにとっては有利な展開が期待できる。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1イギリスGP