フェラーリ、KERS開発によりコストが超過
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KERS(運動エネルギー回生システム)は、ブレーキング時の消費エネルギーを蓄積し、ドライバーが“ブーストボタン”を押すことで追加のパワーに転換させるシステム。2009年は強制ではなく、オプションとして導入される。
「それは素晴らしいチャレンジだ」とフェラーリのテクニカル・ディレクターを務めるアルド・コスタ、エンジン・エレクトロニクス・ディレクターのジル・シモンは語る。
「エンジンとエレクトロニクスに関してはコストは下がっているが、KERSによって我々が計画していた以上のコストがかかっている」
「我々はエネルギー回生システムに懸命に取り組んでいる。スケジュールより少し遅れているが、我々のゴールは、オーストラリアの開幕戦でKERSを働かせるように準備することだ。一方で、我々はKERSなしのクルマも評価している」
フェラーリは、ポルトガルのアルガルベ・サーキットでテストを実施しており、17日(水)に2008年のプログラムを完了させる。
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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ