F1ドライバー
ルイス・ハミルトンは、F1ドライバーが集った食事会の会計が17人での割り勘だったこと明かし、「おかしいよね」と楽しそうに語った。

F1中国GPの開幕に先立ち、13日(水)夜にF1ドライバーたちは上海の街に繰り出して食事会を開いた。『The Kitchen(ザ・キッチン)』という名のレストランにはルイス・ハミルトンの姿もあったが、伝票がテーブルに届いた時の衝撃を語った。

「レストランは僕が選んだんだ。デポジットを払っていたので、僕はその上で支払ったけど、みんなで割り勘だったんだ。ちょっとやばいよね。みんな『支払いはどうする?』とか言っていて、誰かが割り勘だって言うんだ!」とルイス・ハミルトン。

「だから、17人で割り勘にした。でも、そんなに高かったわけではないよ。僕は、とりあえず今回は1〜2人が払っておいて、次に別の人が払えばいいんじゃないと言ったんだけど、みんなは『いやいや、別々に払いたい』って言うんだ」

「全員がレシートを受け取った。レシートが17枚だよ! しかも、17人ともカード払い! 今までで一番おかしいと思ったね。こんなの見たこともない」

これは、F1ドライバーたちを食事に誘っても誰も決して支払おうとしないと非難したバーニー・エクレストンの発言を受けてのものかもしれないが、ルイス・ハミルトンは、誰か一人の“おごり”を認めるような雰囲気ではなかったと語った。

また、レッドブルのダニエル・リカルドは食事会を楽しんだようで、とりわけ、チームメイト同士ながらタイトルを争うルイス・ハミルトンとニコ・ニコ・ロズベルグの仲睦まじいやり取りが印象的だったようだ。

「あまりきとんとオーガナイズできていなかったけど、楽しかったよ。イタリアンを食べんたんだ。そう、中国でイタリアン!」とダニエル・リカルド。

「でも、僕はイタリアンならいつでも歓迎だよ。最高だったね。もちろん、レースのことも少しは話したりしたけど、それよりも、最近のことを話したり、単に出かけたって感じだね」

「サーキットだと、ドライバーズパレードで話すこともあるし、多少の会話はあるけど、大半のドライバーがサーキットはレースの時間だと考えているから、それほど仲良くしようなんて思っていない。それぞれが自分のゾーンに入ってしまうからね」

「だから、自分の時間を過ごしていることが多いけど、トラックを離れて、チームのユニフォームではなく、私服でのプライベートな時間ということになると話をする。もちろん、僕はもうF1で一番若いわけではないけど、食事会で先輩からいろんな話を聞くと、ああ、まだ自分は若いなと思うね。楽しかったし、いろいろとおもしろい話が聞けたよ」

「僕はテーブルの隅の方にいて、ルイスとジェンソン、ロズベルグとヒュルケンベルグのニコ2人と一緒だった。おもしろいやり取りもあったよ。ルイスとニコが冗談を言い合ったりね。みんな無邪気だったよ。とても楽しかった」

また、割り勘を提案したのは誰かと質問されたルイス・ハミルトンは笑顔で「間違いなく、あれはニコだった!」と笑う。

食事会に出席しなかったドライバーたちの理由は様々。例えば、ジョリオン・パーマーとケビン・マグヌッセンはルノーのPRイベントに参加、ロマン・グロージャンはハース・オートメーションの仕事があった。

そして、“アイスマン”ことキミ・ライコネンは、“食事会があったから何だ”という冷静さ。

記者会見の場で食事会について質問されたキミ・ライコネンは「あはは。次は行くかもね。別に何の後悔もしていない。僕にはやることがあったし、ディナーよりも前に行くことの方が大事だよね。何があったか聞きたいなら食事会に参加した人たちに聞いてよね。僕は台湾にいたんだ」と答えた。

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー