マックス・チルトン
小林可夢偉と共に今週末のF1アブダビGPでケータハムから参戦するドライバーとして、マックス・チルトンの名前が挙がっている。

今シーズン、マックス・チルトンはマルシャから参戦していたが、先月マルシャはケータハムと同様に管財人の管理下に置かれ、アメリカGPとブラジルGPを欠場していた。

バーニー・エクレストンは、2チームに対して、今週末に開催されるアブダビGPに出場しなければF1のエントリー権を剥奪すると警告。一方で、3レースに不参加でも2015年に復帰することは可能だとする報道もある。

ケータハムの管財人がF1アブダビGP参戦に必要な資金をクラウドファンディングを用いて集める一方で、マルシャは売却取引を終了し、スタッフを解雇した。

しかし、マルシャも、新たな投資を得てチーム復活の見込みがあると報じられている。

Summit Bespoke と呼ばれるグループがマルシャのプロジェクトを委任されており、広報担当は「チームは広く投資交渉を受け付けており、比較的少額の資金投入が可能な投資家が見つかればアブダビでレースをする準備がある」と述べた。

だが、ケータハムとは異なり、マルシャは事実上、アブダビへ向けての器材の搬送期限を逃してしまった。

そのため、豊富なスポンサーを備えるマックス・チルトンはシートを失っており、先に発表されたマーカス・エリクソンのザウバー移籍によって空席ができたケータハムのシートを狙っているという。

ケータハムは、16日(日)の遅くに小林可夢偉が1台のドライブを担当することを明かしており、チームメイトは“まもなく”発表するとしていた。

ケータハムは、クラウドファンディングで設定していた目標金額を先週金曜日までに達成されなかったが、管財人のフィンバー・オコンネルはドライバーのスポンサーによって不足分をまかなえるかもしれないと話している。

「様々な契約があるが、その契約とは我々がこれまでに交渉してきたドライバーとのものだ」とフィンバー・オコンネルは BBC にコメントした。

La Gazzetta dello Sport は、そのドライバーはマックス・チルトンだと伝えている。

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カテゴリー: F1 / ケータハム / マックス・チルトン