はやくも将来が不安視されているブラウンGP
ブラウンGPの将来に暗雲が立ちこめている。新規参戦扱いとなったことで、分配金をすぐに全額受け取ることができないためだ。

経営陣によるマネジメント・バイアウトにより誕生し、テストで素晴らしいペースを発揮しているにも関わらず、ブラウンGPの将来が不安視されている。

ブラウンGPは、ホンダF1からの名称変更を申し出たが、今月行われた世界モータースポーツ評議会で「新規参戦」チームとして扱われることが決定。ブラウンGPには最後尾のピットレーンとカーナンバーが割り当てられた。

FIAは「チームとFIAの契約は『ホンダ』としてのものであり、ホンダは今やその立場にいない」としている。

問題なのがF1の商業収入の分配金。新チームは、F1の商業契約により、すぐに分配金を全額受け取ることはできない。

ホンダF1からブラウンGPへの名称変更は、F1チームには全員一致で承認されたが、バーニー・エクレストンが拒否権を行使。ブラウンGPはホンダの経済的立場を引き継ぐことができなかったという。

結果、ブラウンGPは2009年予算から約2,200万ユーロ(約31億3000万円)を失うことになった。

今週末から2009年シーズンが開幕となるが、ブラウンGPのスポンサーに関しての発表はまだない。

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カテゴリー: F1 / ブラウンGP