井上隆智穂 タキ井上
井上隆智穂が、“因縁の地”であるハンガロリンクを18年ぶりに訪れる。

今年、AUTO GPで佐藤公哉と黒田吉隆を起用するユーロノヴァは、5月3日〜5日(日)に開催されるハンガロリンクにむけてプレスリリースを発表。元F1ドライバーでユーロノヴァのチームオーナーであるタキ井上こと井上隆智穂が因縁の場所を訪れることを明らかにした。

井上隆智穂は、フットワークからF1参戦した1995年のF1ハンガリーGPで、エンジントラブルでリタイアした直後、炎上したマシンを消火しようと消火器を手にマシンに向かったところを、同じく消火にやってきたレスキューカーに振り返りざま撥ねられるという“珍事”に見舞われている。

最近では、自らの“消火器”をネタにしたSNSでの発言が人気を呼んでいる。

井上隆智穂は25日、自身のFacebookで「1995年ハンガリGP、F1史上初のコメディーショーが全世界に放映された。18年たった現在も、あのコメディショーを思い出しては深夜に涙している。あの忌まわしい過去と決別する覚悟で、そろそろあの時の現場を訪れてみようかと考えている。しかし、まだ自分の心の中で葛藤が続いている。そこで、タキ井上が、消火器を片手に18年ぶりにハンガロリンクへ行った方がいいと思う人は、「いいね」ボタンを押していただきたい!」投稿。1000名を超える“いいね!”が集まっていた。

それを受けて、井上隆智穂は「タキ井上が、消火器を片手に18年ぶりにハンガロリンクへ行った方がいいと思う人によって、1052 回も「いいね」ボタンが押された。ハンガロリンクに行く決心がついた。5月2日木曜日にブダペストに向かう!」と投稿していた。

ユーロノヴァ・レーシングはプレスリリースで以下ののように記載した。

「レースファンやレース関係者の多くがご存知のとおり、井上は1995年のF1ハンガリーGPをエンジントラブルでリタイアした直後、発火したマシンを見てコース脇に装備されていた消火器を手に現場へ戻る際、レスキューカーに無残にも跳ね飛ばされました。幸いにも大怪我を負うことはありませんでしたが、井上はいまもあの惨事を思い出しては深夜に涙しております」

「しかし、このたび井上はようやく決心を固めました。ユーロ・ノヴァのチームオーナーとして黒田と佐藤を監督・指導するとともに、あの忌まわしい過去とついに決別する覚悟です。皆さま方におかれましては、ぜひ井上の挑戦に多大なご声援をいただきたく、よろしくお願い申し上げます」

またリリースには、井上隆智穂、黒田吉隆、佐藤公哉のコメントを掲載した。

■井上隆智穂のコメント
「……(汗)」

■黒田吉隆(AUTO GP ドライバー)のコメント
「……(汗)」

■佐藤公哉(AUTO GP ドライバー)のコメント
「……(汗)」



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カテゴリー: F1 / AUTO GP