角田裕毅の残留にホンダが介入 TPC用PU供給を盾にレッドブルF1と協議
ホンダがTPC用パワーユニット供給を交渉材料として持ち出し、2026年に向けて角田裕毅のレッドブル陣営での将来に影響を与え得る状況が生まれている。

来季、アイザック・ハジャーがレッドブル・レーシングへ昇格する見通しであり、アービッド・リンドブラッドはレーシングブルズ昇格へ向けて準備が進んでいる。

そうなると残るレーシングブルズの1席は、リアム・ローソンと角田裕毅の直接的な争いとなる。

両者は数週間前に契約延長を結んでおり、来季に関する最終決定の期限は9月30日から11月30日に変更された。そのためヘルムート・マルコが「カタールGP週末で決定する」と明言していた背景が説明される。

パドックでは、レッドブルでフェルスタッペンの横で苦戦した角田裕毅が外れ、ローソンが選ばれるという見方が一般的だ。

しかしレーシングブルズ関係者は、最終決定はまだ下されていないと強調しており、角田裕毅はドーハでの強力なパフォーマンスでシートを得る可能性が残されている。

実際、ローソンが17番手に沈んだ日に、角田裕毅はフェルスタッペンを上回ってスプリント予選5番手を獲得しており、評価を高める材料となった。

角田裕毅 レッドブル・レーシング

ホンダの存在が争いの行方を左右する可能性
もしローソンと角田裕毅の争いが僅差であるなら、後者を長年支援してきたホンダの存在が天秤を動かす可能性がある。

レッドブルは2チームのTPC用マシンにパワーユニットを必要としているが、ホンダの既存のコミットメントはアブダビテストで事実上終了し、今後はアストンマーティンに集中する。そのためTPU供給には新たな契約が必要となる。

2026年の大幅なレギュレーション変更により旧型車の重要性は下がっているものの、リンドブラッドの準備と成長のためにTPCプログラムは依然として重要視されており、ホンダPUがなければ他社マシンを借りるしかない。

このためホンダは交渉上の優位性を持ち、この状況を利用してレッドブルに角田裕毅をレーシングブルズのシートに起用するよう促しているとみられる。

現在、両者の間で協議が進行中とされる。

角田裕毅がシートを失った場合
角田裕毅がレースシートを失った場合でも、レッドブルの2チームを跨ぐリザーブ役に移行する可能性があり、また他チームのリザーブとして新たなスタートを切る道もある。

アストンマーティンは明確な受け皿とも言えるが、同チームは最近ジャック・クロフォードを第3ドライバーに起用し、「全レースでリザーブを務める」と発表している。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / ビザ・キャッシュアップRB