角田裕毅またも苦戦 レッドブルF1代表「ペナルティがなければ入賞争えた」

角田裕毅は17番グリッドからのスタートで、ハードタイヤを履いて序盤にポジションを上げる好走を見せた。だが、序盤の6周目にランス・ストロール(アストンマーティン)との接触で10秒ペナルティを科され、さらにそのペナルティを消化する際にチームがマシンに早く触れてしまい、もう10秒の追加ペナルティを受ける結果となった。
これにより、角田のレースは大きく崩れ、最終的に17位でフィニッシュ。それでも、レース終盤には力強いペースを見せ、メキース代表はその走りを評価した。
「角田は今日、10秒ペナルティで多くの時間を失い、さらに我々のミスで2度目の罰則を受けてしまった。とても残念だ」とメキースはコメントした。
「彼の最終スティントは非常に強力で、もし2つのペナルティがなければポイント圏内で戦えていただろう」

一方で、チームメイトのマックス・フェルスタッペンはピットレーンスタートから3位表彰台を獲得。メキースはその走りを称賛しつつ、チーム全体としての進化を強調した。
「マックスの走りは信じられないものだった。昨年のようにまたも後方から驚異的なレースを見せた。ピットレーンスタート、しかも序盤にスローパンクチャーを抱えながらも、非常に鋭い戦略で順位を上げた。マシンのポテンシャルもようやく本来のレベルに戻り、今日は非常にポジティブな一日になった」
さらにメキースは、「今週末は多くのリスクを取り、さまざまなことを試した。ミスもあったが、それも学習の一部だ。次戦ラスベガスではより静かな週末を迎えたい」と述べ、今後への意欲を示した。
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