角田裕毅 F1オランダGPの戦略上の不運をレッドブル代表メキースが説明

25歳の角田は、これまでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めてきたドライバーたちと同様に、セカンドカーでのパフォーマンスに苦しんできた。
今回のザントフォールトでの結果は、レッドブル加入後13戦でスプリントを除いて4度目のポイント獲得にとどまった。一方でフェルスタッペンは表彰台を獲得している。
角田裕毅はソフトタイヤで12番グリッドからスタートし、最初のピットストップ前にはポイント圏内を走行していた。クリスチャン・ホーナーの後任として新たにチーム代表に就任したローラン・メキースは、ピット戦略とセーフティカーのタイミングが角田に不利に働いたと説明した。
「裕毅は最初のセーフティカーのタイミングで少し不運だった。ピットを済ませていたのは彼とシャルルだけで、だから4〜5ポジションを失った。みんなが安い(ピット)ストップを得られたからね。でもその前はアントネッリの前にいた。普通のサイクルを考えれば、最終的に7位あたりにいたはずだ。だから少し不運だった」とメキースはオランダGPでメディアに語った。
ルイス・ハミルトンが23周目にクラッシュしたのは、角田がピットを終えた直後であり、それによってライバルたちは安いピットストップを得た。それでも角田はクラッシュやペナルティに助けられながらも順位を上げ、ポイントを獲得することに成功した。しかし、不運なセーフティカーのタイミングだけが角田を苦しめたわけではなかった。

ローラン・メキース、オランダGPでの角田裕毅の最終スティントの問題を説明
角田裕毅が最終ピットストップを終えた後、彼はオリバー・ベアマン、ランス・ストロール、そしてフェルナンド・アロンソの後ろでコースに戻った。ベアマンとストロールは、古いタイヤを履いたアロンソをオーバーテイクすることができたが、角田はパワーユニットに問題を報告した。メキースはレース後にその状況を明かし、次のように語った。
「誤解のないように言うと、PUの問題ではなかった。最終スティント後に間違ったマップにロックされてしまったんだ。基本的に、ピットレーンに入るときにマップを変えるんだけど、戻さないと残りの時間ずっとそのままになる。今回それが起きてしまった。だから彼は最後を本当に扱いにくいスロットルマップで走らざるを得なかった」
角田裕毅は現在、フルタイム参戦ドライバーの中でランキング最下位の19位に沈んでおり、獲得ポイントはわずか12にとどまっている。
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