角田裕毅 F1イギリスGP決勝「根本的なところで遅すぎた」

レースはドライで始まったが、途中から降雨に見舞われ、コンディションは急変。角田裕毅は序盤から下位グループでの混戦に巻き込まれ、ペース不足に苦しんだ。
「簡単なレースではなかったです。でも、自分自身としてはそれほど荒れた展開ではなかったと思います。ただ、ペースがまったくなくて、ドライのときもそれは同じでした」と角田裕毅は振り返る。
最大のトラブルは、リスタート直後の接触だった。ハースのオリバー・ベアマンを軽く接触したことで彼をスピンさせ、スチュワードは角田裕毅に10秒のタイムペナルティを科した。
「オリバーとの接触は本当に微かなものでした。でもあのコンディションでは、それでも大きな影響が出てしまうんです。レース後すぐに彼に謝りに行きました」

長いスティントでもペースは上がらず、タイヤのデグラデーションにも苦しめられたという。
「いつものようにタイヤのデグが大きくて、それが一番の問題でした。レインコンディションではけっこう自信もあったんですけど、それでもペースが全然出ませんでした。ダウンフォースの影響もあると思いますが、それだけじゃなくて、もっと根本的なところで遅すぎました」
ただし短いスティントでの挙動にはいくつかポジティブな点もあったとし、次戦ベルギーに向けて巻き返しを誓った。
「スパでは仕様が少し変わる予定なので、それまでにしっかり準備して、良いレースができるように頑張ります」
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