角田裕毅は「酷いレースだった」とレッドブルF1代表酷評 「2台の差は大きい」
角田裕毅の2025年F1オーストリアGPは「ひどいレースだった」とレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは表現し、角田裕毅に対して厳しい言葉を投げかけた。

予選ではQ1で0.25秒差にまでフェルスタッペンに迫った角田裕毅だが、最初のアタックは順調だったものの、2回目の走行でターン1でミス。これが響いて3戦ぶりのQ1敗退となった。

決勝では後方集団を走行中にアルピーヌのフランコ・コラピントに接触し10秒ペナルティを受けた上、終盤までポジションを上げられず最後尾でチェッカー。ホーナーはこう振り返る。

「裕毅にとってはひどいレースだった。昨日のQ1ですでに歯車が狂い始めた。最初のランは悪くなかったが、2回目でターン1をミスしてしまい、予選順位が悪くなった」

「そのせいで決勝は渋滞に巻き込まれ、抜くこともできず、ペナルティも受けてしまい、それが悪循環となった」

「もちろん、彼をサポートできる方法を模索していくが、2台の間には大きな差がある」

角田裕毅 レッドブル F1

レッドブルは2024年末にセルジオ・ペレスを放出し、その後継として当初はリアム・ローソン、続いて第3戦から角田裕毅を起用してきたが、どちらもフェルスタッペンに迫ることができていない。

フェルスタッペンのリタイアにより、31戦連続のポイント獲得記録が途絶え、角田裕毅もノーポイントに終わったことで、レッドブルはホームGPをまさかの「無得点」で終えることになった。

ホーナーは続けて語った。

「当然ながら、我々の中では“なぜこうなっているのか”という問いが生まれている。間違いなく、みなさんと同じようにね」

「何年もかけて進化してきたマシンだからこその特性はあるが、それでも裕毅を助けられるか、シルバーストンで彼の自信を取り戻させられるか、そこに取り組んでいく」

角田裕毅はこの結果により、ドライバーズランキングでも17位に転落。第2戦終了後に交代したローソンにもポイント数で後れを取る形となった。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP