角田裕毅 F1スペインGP決勝「次戦で改善できそうなアイデアは見えてきた」
角田裕毅は、2025年F1スペインGPの決勝を13位でフィニッシュ。次戦カナダGPで改善するためのアイデアを得ることができたと語った。

予選を最下位で終えた後、決勝当日にリアウイングを異なる仕様に変更することを決定したことでピットレーンスタートとなった角田裕毅はミディアムタイヤでのスタートを選択。

早めのピットストップでソフトに交換した角田裕毅は、アンダーカットを成功させ、49周目には新品のソフトでファステストラップを記録するパフォーマンスを披露。55周目にセーフティカーが入った時点では15番手だったが、それがなければポイントも狙えていたと語った。

「セーフティカーが出るまでは、今日はポイント獲得の可能性がありました」と角田裕毅はコメント。

「今週末は望んでいた内容とは違いましたが、仕方ありません。週を通して浮き沈みはありましたが、今日のペース自体は悪くなかったと思います」

「ピットレーンスタートは理想的ではありませんでしたが、今日は何か違うことを試して挽回を狙う必要があると分かっていました。セットアップについてもさまざまな変更を試しましたが、最終的には大きな効果はありませんでした」

「それでも、これを踏まえてカナダで改善できそうなアイデアは見えてきました」

「まだ理想の位置にはいませんが、チーム一丸となって作業を続け、週末を通して安定したパフォーマンスを発揮できるようにしていきます」

角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

また、決勝後のインタビューではレースを振り返りながら、序盤から中盤にかけて手応えがあったことを明かした。

「セーフティカーが出るまでは、かなり良い位置につけていて、ポイントは十分狙えると思っていました。クルマのバランスも悪くなかったですし、戦略も上手く機能していたと思います」と角田裕毅はコメント。

終盤に導入されたセーフティカーにより、状況は一変した。

「完全に流れが変わってしまいました。リスタートのあとはタイヤに熱が入らず、グリップもかなり厳しかったです。その中でポジションを維持するのは、かなり難しかったですね」

レース全体を通しては収穫もあったとしつつ、結果には悔しさものぞかせた。

「正直に言えば悔しいです。でも、内容としては悪くなかったと思いますし、もしセーフティカーがなければポイントは取れていたはずです。次に向けて気持ちを切り替えていきたいです」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1スペインGP