角田裕毅 F1モナコGP決勝「何もできずトラフィックの中で耐えるだけだった」

レッドブル・レーシングは角田裕毅に対し、ソフトタイヤでスタートさせて早めのピットインを行うという攻めの戦略を採用した。しかし、セーフティカーが一度も出なかったことでそのギャンブルは裏目に出る形となり、角田裕毅はスローな集団の後方に捕まり、順位を上げるチャンスを失った。
さらなる不運はレース序盤に訪れた。トンネル出口でピエール・ガスリーに追突されマシンのリアにダメージを負いながらも、角田裕毅は懸命に走り切り完走を果たした。
「全体的に見て、今週末はちょっとフラストレーションの溜まる内容でした。ただ、今日に関しては自分にできることはあまりなかったと思います。結局のところ、もっと予選で良い結果を出さなければいけなかったと感じています」と角田裕毅はコメント。
「昨日の走りは、自分自身のためにもチームのためにもなりませんでした。モナコであれだけ後ろからスタートすると、レースで何かを起こすのはかなり難しくて、自分でその状況を作ってしまったという意識があります」

「今日のレースで起きたことといえば、ピエールにぶつけられたことくらいで、それ以外はずっとトラフィックに巻き込まれていました。本当に長いレースに感じましたし、モナコはただ走っているだけだと楽しくないですね。前にクルマがいると、自分のリズムも作れません」
「イモラでの影響がモナコにそこまで出ていたとは思っていません。フリー走行3回目や予選のQ1ではペースも悪くなかったですし、クルマの感触も良かったです。でも、全体としてうまくまとめることができませんでした」
「来週こそはすべてをしっかりまとめたいですし、もっと良いパフォーマンスを出していかないといけないと感じています」
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