角田裕毅 レッドブルF1の旧車テストで「RB19が成功した要因を特定したい」

マックス・フェルスタッペンの新しいチームメイトとして、苦悩するリアム・ローソンに代わって2025のF1世界選手権 第3戦を前にレッドブルに移籍した角田裕毅は、RR19の成功の鍵を突き止め、それが今年のRB21に反映されることを期待していると語る。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「まだ多くの課題を抱えていることは認識している。RB21にはやるべきことがたくさんあり、裕毅の経験は現行マシンの開発に大いに役立つはず。彼がRB21のステアリングを握るのを楽しみにしている」とコメントしている。
角田裕毅は日本GPデビュー前にレッドブルのF1マシンに1日乗ったことがあるだけで、昨年のアブダビGPでRB20をテストしただけだった。彼はシミュレーターで2日間練習したが、今シーズン、レッドブルが工場で見ているものがトラック上で反映されるわけではないことは明らかだ。
そのため、チームは今週シルバーストーンでRB19のTPCデーを実施する。RB19はF1史上最も成功した車であり、2023年には22レース中1レースを除いてすべて優勝し、フェルスタッペンは3年連続で世界選手権を獲得した。

角田裕毅がローソンの後任に決まった当初から予定されていたこのテストは、次戦マイアミに向け、角田とレッドブルがさまざまなセットアップやアイデアをテストする機会となりそう。
角田裕毅は、テストでRB19の成功の秘密が明らかになり、レッドブルが今年のRB21を改良するカギが見つかることを期待している。
シルバーストーンでマシンをテストする角田裕毅は、次のテストに向けて「特に、これからのレースで走るコースに似たコースなので、とても楽しみです」とコメント。
「また、RB19からフィードバックできれば、あのマシンがあれほど成功した主な要因は何だったのか、そしてどうやらRB21にはない何かが何かがわかると思います」
RB21で3週間を過ごし、2ポイントを獲得した角田は、レッドブルのドライバーとしての自信が深まっていると感じている。
「着実に近づいています」と角田裕毅は言った。
「自信のレベルとか、あらゆる面で。マシンのパフォーマンスを安定させるには、まだプロセスを学んでいる最中です。でも、ゆっくりと近づいてきています」
「一度コースに出て、焦ってこのマシンで可能な限りのパフォーマンスを引き出そうとするのは、正しいアプローチではないと思う。今のところの自分のパフォーマンスにはかなり満足しているし、良いパフォーマンスを見せています。だから、今やっていることを続けるだけです」
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