角田裕毅 2025年でRB F1のシート喪失？リカルド/ローソン交代劇で再脚光
RBは、新しいドライバーの組み合わせでアメリカグランプリに出場する。ダニエル・リカルドのF1復帰は、ザントフォールトで手を骨折したため2023年末に5レースの休止期間があり、わずか1シーズン余りで終わった。昨年オランダで彼に代わって出場したリアム・ローソンが、今シーズンの残り6レースでオースティンのグリッドに復帰する。
これは、過去数年間のドライバー市場におけるレッドブルとRBの意思決定をめぐるパニック感を浮き彫りにしている。
2022年のモンツァでの好成績を受けてニック・デ・フリースを雇用したことが、レッドブルの姉妹チーム内での最近の人材の入れ替わりのきっかけとなったが、誤った選択のパターンが現れ始めている。
特に、アレックス・アルボン、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリーといったレッドブル・ジュニアチームの卒業生たちがF1パドックのあちこちで成功しているのを見るとそう思う。
角田裕毅は、2025年にRBで5年連続のシーズンを迎える準備を進める中で、巻き込まれたドライバーとなっている。
しかし、ジャーナリストのマット・コッチはe Pit Talk Podcastで角田裕毅の将来について語った。彼はRBでの時間は来シーズンで終わると信じている。
角田裕毅は今シーズン、リカルドを上回る成績を残しているが、レッドブル・レーシングの候補に挙げられることはない。そればかりか、リアム・ローソンがレッドブル昇格に相応しいかのベンチマークとして残り6戦で使用されることになるとの見方が強い。
そして、レッドブルとホンダのエンジン契約の締結により、角田裕毅のチームでの時間は終了する可能性が高い。
角田裕毅、レッドブルのホンダとの契約終了に伴い2026年F1シーズン前にRBを退団？
ダニエル・リカルドが離脱することになったRB全体の運転状況について、コッホは次のように語った。「つまり、レッドブルも将来を見据え始める必要がある立場にある」
「未来に目を向け始めると、今の価値は何だろう？」
「すべての卵をそのバスケットに入れるか、今日に集中するかのどちらかだ」
「レッドブルの現状を考えると、それが少し納得できる理由だ。理解したり受け入れたりするのが簡単になるわけではないが、リアム・ローソンの後ろにはアイザック・ハジャー、アルヴィド・リンドブラッド、そして同様に注目されている他の数人の若手がいるため、納得できる」
「そこで、生産ラインが再び稼働し始める」
「そして、今年以降のことを考えてみると、ホンダとの契約が切れると角田裕毅が去るので、もう一つシートが空く」
「リアムの邪魔をせず、角田裕毅に代わる次のドライバーの育成を始められるようにしたい」
「だから、それは理にかなっているが、これはダニエルが誰であるか、またはダニエルが何をしたかによって下された決定ではない。少なくともダニエルが短期的に何をしたかによって下された決定ではない」
「これはダニエルのパフォーマンスとは何の関係もなく、政治と将来の考えに大きく関係している。」
ニコ・ロズベルグ、レッドブルが角田裕毅を昇格させなかった理由を説明
レッドブルは、マクラーレンの驚異的な復活により、今年3年連続のコンストラクターズチャンピオンシップを逃すことになりそうだ。
レッドブルはフェラーリより後ろでフィニッシュする可能性もあり、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの間のポイントの差は明らかだ。
RBは、レッドブルにステップアップするドライバーを育成するために設立されたが、ほぼ4シーズンが経過した現在でも、角田裕毅は切望されていた昇格に近づいていないようだ。
ニコ・ロズベルグはシンガポールで、レッドブルが角田を昇格させなかった理由について語ったが、これは大きなフラストレーションの原因となるだろう。
ロズベルグは、レッドブルにおける角田の将来について尋ねられ、「裕毅はよくやっていると思うし、昨日のようなピーク時の強さは非常に強い。彼は本当に良い予選をした」と答えた。
「問題は、少し一貫性に欠けるところだ。彼の態度は時に非常に攻撃的で、それが理由で、ペレスの交代要員として彼を検討していた今年、彼は見送られた」
「だから、それは間違いなく彼にとって打撃となった。なぜなら、彼にはそのポジションに就く希望があったはずだからね。しかし、いずれにしても、彼はRBで良い仕事をしている」
もし彼のF1での将来がホンダと関係しているなら、アストンマーティンへの移籍が最も論理的な意味を持つだろう。
角田裕毅は今年初め、 RBとの新しい契約に署名する前に、アストンマーティンへの移籍の可能性があることを認めていた。
角田裕毅がアストンマーティンの次期リザーブドライバーになるかもしれないという噂さえあった。角田裕毅はフェルナンド・アロンソの代わりを務めることはなく、チームオーナーのローレンス・ストロールの息子ランスをチームから追い出す可能性も低い。
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