角田裕毅 F1カタールGP「前戦でパフォーマンスが出なかった理由は把握」
角田裕毅が、2023年F1第18戦カタールGPへの意気込みを語った。

「来年もチームに残ることが日本で発表されたのは当然のことですが、とてもうれしいですし、今シーズンの残りについて心配事が一つ減りました」と角田裕毅はコメント。

「日本グランプリの一週間は本当に素晴らしい経験でした。特にレース中の応援、その前の予選でのQ1Q2、Q3と各セッションを突破したときのファンの素晴らしい反応は間違いなく特別でした。あちこちで旗が振られているが見えて、大きなサポートを感じました。プレッシャーを感じるどころか、一週間ずっとエネルギーを与えてもらいました。レース後、数日間日本に滞在して主に仕事関連のイベントをこなしましたが、家族と時間を過ごすこともできましたし、近況を報告することができて良かったです」

「ヨーロッパに戻ってから、カタールに向かう前に一日シミュレーターで過ごしました。前回2021年にカタールに行ったときは、このトラックでのドライブを楽しみ、予選で8番手に入りました。非常にフラットで、高速コーナーが多いため、空力効率が非常に重要になります。体力的に厳しいレースになるし、タイヤのデグラデーションも重要な要素になります」

「コーナーで滑りすぎてタイヤにダメージを与えないように、速さと十分なダウンフォースの間で空力のバランスを取る必要があります。また、予選と決勝では、コーナーへキャリーする量が違うため、スピードレンジに大きな差があります」

「このトラックではオーバーテイクが可能なので、ロングランのペースを把握することが重要になりますが、もちろん今週末はスプリントフォーマットでフリープラクティスが1回しかありません」

「マシンのパフォーマンスについてはあまり心配していません。鈴鹿の予選では良かったし、日本でのレースで思うようなパフォーマンスが出せなかった理由も理解しているので、カタールではその経験を生かしてもっと良いレースができると思います」

「特に予選では、投入したアップグレードによって若干のパフォーマンス向上が見られました。アップグレードは機能していると思うし、自信を持って戦えるようになりましたが、シンガポールと鈴鹿はまったく違うトラックなので、その価値を見極めるには数レース必要かもしれません。カタールでいいパフォーマンスができれば、アップグレードの効果を確認できると思います」

角田裕毅 F1 スクーデリア・アルファタウリ カタールグランプリ

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / スクーデリア・アルファタウリ / F1カタールGP