角田裕毅、アルファタウリF1のブレーキ問題は「昨年から引き継がれた」
角田裕毅は、2023年にアルファタウリF1チームが経験しているブレーキの問題は、昨シーズンにチームメイトだったピエール・ガスリーが経験した同様の失敗から引き継がれていると考えている。

先月行われたモナコGPで、残り20周の時点で9位を走行してポイントを獲得できる位置につけていた角田裕毅だが、雨に見舞われたレース終盤、2台のマクラーレンに抜かれ、順位を落とし続けた。

最終的に角田裕毅は15位でフィニッシュし、チームメイトのニック・デ・フリースは12位でフィニッシュした。

角田裕毅はブレーキに著しく苦戦し、チーム無線で不満を漏らし、ミラボーでミラボーでは温度管理に苦労してコースアウトした。先週末のスペインGPでも、高負荷時に発生する過度のダストでブレーキが注目された。

Autosportから状況説明を求められた角田裕毅は、ウェットコンディションで誇張される「効率」の問題はアルファタウリで長期にわたって続いており、2022年には現在アルピーヌにいるガスリーも悩まされたと語った。

「ブレーキの問題は、おそらく昨年からのものです。僕よりもピエールのほうに頻繁に起きていました。でも、今シーズンは僕の方が多くなってしまっています」

「文字通り、ブレーキングの効率性を感じられません。とにかく温度が上がらず、効率も感じられないため、雨のコンディションでは思うようにプッシュできません。明らかに、タイヤは冷たくなり、状況はますます悪化するばかりです」

「モナコではFP1から問題があり、それが予選パフォーマンスにも影響を及ぼしました」

「ブレーキを温めるためだけに他のライバルたちよりもちょっと不必要なビルドアップを余計にしなければならないので、ちょっと残念です」

角田裕毅は、この問題はキャリブレーションの問題ではなく、あくまでもブレーキ素材のハードウェアの問題であり、彼のドライビングスタイルとは無関係に車両に影響を与えるものだとし、この問題を解決するためにはエンジンブレーキを多用した減速から脱却する修正策を見つけるために「エンジニアリング面にもっと重点を置いている」と述べた。

バルセロナでは周冠宇をトラック外に追いやったとして5秒のペナルティを受け、12位となった角田だが、モナコとのダブルヘッダーでチームはブレーキに磨きをかけてきたという。

「より積極的な温度設定にするためにブレーキのアプローチを少し変更しましたが、今回は実際にブレーキを少し管理する必要がありました」と角田裕毅はコメント。

「実際、効率はモナコよりもはるかに優れていたので、それははるかに良かったです」

「チームは良い仕事をしたと思うし、それにかなり満足しています。一歩前進していると思います」

F1 角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / スクーデリア・アルファタウリ