角田裕毅、接触に苛立ち 「デ・フリースに当てられた!何がしたいの?」
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角田裕毅はオープニングラップでマシンにダメージを受けてリタイアした。ターン13でウォールに激突したが、すでにターン3でチームメイトのニック・デ・フリースと接触し、フロントウイングにダメージを負っていた。
「デ・フリースに当てられた」と接触後、角田裕毅は無線で報告した。
角田裕毅はピットインする必要があることをチームに告げ、「正直、彼は何がしたいんだ?」と付け加え、その後、アンダーステアでウォールに激突した。
「フロントウイングが破損していることを十分に認識していなくて、エントリーした途端、フロントがまったくグリップしなくなった」と角田裕毅は語った。
「何人かのドライバーから壁に押し付けられ、あるドライバーと接触してフロントウイングを失いました」
自分を壁に突き落とした責任者を特定するよう求められた角田裕毅は「ここでは言えません」と答えた。
マシンを修復してコースに戻るも、サスペンションが故障してまともに走行することができず、ピットに戻ってレースをリタイア。この一件で、スクーデリア・アルファタウリには危険な状態で角田裕毅をコースに戻したとして5000ユーロ(約75万円)の罰金が科された。
「SQ2へ進出も可能だったはずですが、残念ながら最後のアタックラップを走ることができませんでした。今日の方が路面温度は高かったのですが、マシンのペースは昨日と変わりませんでした。スプリントシュートアウトの結果には満足していませんが、使用するタイヤが共通で指定されていて、おもしろい予選でした」と角田裕毅はチームのプレスリリースでコメント。
「スプリントでは、ファーストラップでニック(デ・フリース)を抜こうとしたところ接触してしまいました。フロントウイングにダメージを負い、そのあとペースを取り戻すことができませんでした。そしてアンダーステアが出て壁にぶつかり、そこでレースが終わってしまいました。今日のチャンスを活かせなかったことに苛立ちを覚えています」
「明日はいいポジションからスタートができるので、多くのポイントを獲得できるように気持ちを切り替えて挑みます。僕たちのマシンはこのサーキットに合っているので、可能性は大いにあると思います」
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