ウィリアムズF1代表 「コラピントはシミュレーターでアルボンに匹敵」
コラピントはイタリアグランプリでシーズン半ばにウィリアムズへ移籍し、その次のアゼルバイジャングランプリで初ポイントを獲得した。
シンガポールでの素晴らしいパフォーマンスにより、2024年シーズンの残りのレースでローガン・サージェントに代わる才能あるドライバーとしてボウルズがどのようにしてコラピントを抜擢したのか、世界中の人々が疑問に思っている。
「彼をマシンに乗せる理由は、A．彼が我々のアカデミーの一員だからであり、私はアカデミーへの投資を信じている」とボウルズはF1 Beyond the Gridポッドキャストで説明した。
ボウルズはさらに、限られた予算が常にコラピントの妨げになってきたが、それでも彼はシングルシーターの階段を上り続けていると説明した。
「もし私が皆に、我々が行ったように、彼のキャリアを詳細に遡って調べ直すよう頼んだら、つまり、それが彼がここにいる理由だが、皆さんは、彼がテストに参加したことも、時にはシミュレーターでの作業さえもなかったことが分かるでしょう」
「彼は資金が導くままにどこへでも行き、それらのチームに所属していたとき、走行距離がゼロでも信じられないほどの仕事をしまた」
「2024年に彼はフォーミュラ2で本格的に成長し始めた。それがシルバーストーン(FP1)でのドライブという形で彼に報酬を与えた理由だ」
イギリスGPのFP1でFW46をドライブしたフランコ・コラピント。シルバーストーンのFP1でコラピントはボウルズを驚かせた
コラピントにとって初めてのF1プラクティスセッションとなったシルバーストーンでのFP1で、アルゼンチン出身のドライバーは、経験豊富なチームメイトのアルボンからコンマ4秒差のタイムで走り終えた。
「私は、彼がすぐにこれほどまでに速かったことに少し驚いた」とボウルズは語った。
「そこで私は彼にそのことを話しました。彼はとてもリラックスしていた。彼は、ああ、もう二度とないかもしれないね、と言った。だから私はただその瞬間を楽しんでいた」
「シミュレーター上では、彼はアレックスと同じペースだ。そして、それは良いシミュレーターなので、我々の現在の位置を比較することができる」
シミュレーター上で速いということは、コース上でも速いということだ。
シンガポールGPでは、これまで一度も走ったことのないサーキットで、コラピントは予選でアルボンから0.007秒差まで迫り、ボウルズを驚かせた。
「彼が速いことは知っていた」とボウルズは言う。「予想外だったのは、彼がこれほどまでに早くスピードを身につけたことだ」
「彼がそこまで到達するには、あと数レースは必要だろうと思っていた。だから、彼が調子を上げるのはアメリカ大陸になるだろうと思っていた」
「彼は、自分に降りかかる何千ものプレッシャーをすべて受け止め、それを自分のペースで処理することができる」
「彼は決して慌てず、パニックにもならず、過負荷にもならない。彼はただ、もっとやらせてくれれば、もっと多くを返せる、というだけだ。」
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