F1 ウィリアムズ
ランス・ストロールが新生フォースインディアに移籍した場合、ウィリアムズはオールロシアのドライバーラインナップになる可能性が報じられている。

ランス・ストロールは、父親でカナダの大富豪ローレンス・ストロールがチームを買収したことで、今シーズン後半にも新生フォースインディアへの移籍が取り沙汰されている。

とりあえず、今週末のF1イタリアGPにむけてウィリアムズはランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンのコメントを載せたプレビューをは発表しており、モンツァではそれは実現しないようだ。

ウィイアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは「間違いなく、ランスはどこかの時点で我々のチームからレーシングポイント・フォースインディアに移籍することになるでしょう」と motorsport-magazin.com にコメント。

「ですが、これまでのところ確実なことは決まっていません」

もし、移籍が実現した場合、ランス・ストロールはエステバン・オコンに代わって新生フォースインディアに加入することが濃厚とされている。

だが、ドライバーの直接的な交換の可能性は低く、ウィリアムズのランス・ストロールの後任には二人のロシア人ペイドライバーの名前が浮上している。

一人は、最近のF1ハンガリーテストでルノーでF1テストデビューを果たしたF2ドライバーのアルテム・マルケロフだ。

アルテム・マルケロフは、今後グリッドに空席ができれば、自分が検討されるだろうと楽観的だ。

ウィリアムズのF1シート獲得の可能性について質問されたアルテム・マルケロフは「彼らが僕に注意を払ってチャンスを与えてくれることを期待している」と Sportbox にコメントしている。

もう一人は、GP3ドライバーのニキーラ・マゼピンだ。マゼピンは先月のF1ハンガリーテストでフォースインディアのマシンをドライブしている。

また、ニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンは、ロシアの化学品メーカーであるウルラカリの会長を務めており、最近ではフォースインディアの買収に入札したことでパドックで知名度を上げている。

マゼピンは先週末にF1ベルギーGPが開催されたスパ・フランコルシャンに姿をみせていた。

メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは「話はしたが、サルデーニャの天候について話をしただけだ。何をしていたのかは知らない」と答えている。

アルテム・マルケロフの父親も財政的な影響力がないわけではなく、牧野任祐がチームメイトとして所属するロシアン・タイムに実質的に資金を提供している。

つまり、ランス・ストロールがチームを提供した場合、二人はどちらもウィリアムズに資金を提供することができる。

ランス・ストロールの支援を失うウィリアムズは、今シーズン末にタイトルスポンサーのマルティーニも失うことが決定しており、2019年は財政的に不安的な徐京に陥る可能性がある。

しかし、ウィリアムズはセルゲイ・シロトキンを支援するSMPレーシングから巨額の資金提供を受けており、財政的に危機的な状況が近づいていることを否定している。

「ローレンス・ストロールは、主要な投資家ではありませんでした」とクレア・ウィリアムズは強調する。

「ウィリアムズは、ローレンスが我々に加入する前に38年間にわたってF1に存在してます。彼が出て行っても、あと何年もここにいることにいなるでしょう」

ランス・ストロールがフォースインディアに移籍した場合、現在、リザーブ兼テストドライバーを務めていたロバート・クビサのレースシート昇格が噂されていたが、強力なドライバー候補が現れたことで再びクビサのF1復帰のチャンスは失われつつある。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / ニキータ・マゼピン