F1 グリッド
ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、グリッドガールを廃止するという決定を支持する考えを示した。

F1は31日(水)、露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年シーズンに伝統的なグリッドガールを起用しないことを発表。モータースポーツ界に限らず、スポーツ界全体に議論を呼び起こしている。

クレア・ウィリアムズは、グリッドガール廃止は「スポーツに必要な決定」だと BBC に語った。

「我々は時代とともに動いていかなければなりません」と語るクレア・ウィリアムズは、F1が“長い伝統”を終えることに対する“さまざまな反発”に縛られていたと語る。

「F1はスポーツの成長と前進を維持するためにさらなる改善に注力しなければなりません。F1が女性が多くの役割に就くことができる魅力的なものになることを期待しています」

モニシャ・カルテンボーンがザウバーのチーム代表を辞任して以降、クレア・ウィリアムズはF1チームのマネジメントのトップに就く唯一の女性となっている。

かつてウィリアムズでテストドライバーを務めたスージー・ヴォルフも、グリッドガールの慣習が終わることを支持していると語る。

「F1のオーナーが彼らの決定を明確な声明として出していることは明るい話題だと言えます」とスージー・ヴォルフは BBC にコメント。

「これがモータースポーツにおける女性の表現の欠如を一晩で変えるわけではないでしょう。ですが、正しい方向へのステップではないでしょうか? 私はそう信じています」

「女性がスポーツで成功を納め、他の人にもインスピレーションを与えられるような他人の手本となる人物を育てましょう。女子学生をF1のショーカーに乗せて、彼女たちに夢を持たせましょう。少女たちの人材プールを増やし、スポーツに関与する女性を増やしましょう」

しかし、他のチーム代表やドライバー、そして、現役グリッドガールらは、グリッドガールの廃止に反発している。

かつてグリッドガールを務めたキャロライン・ホールは「完全に廃止するのはなく、現代の流れにその役割を近づける方法を検討できたのではないかと私は思います」と BBC Radio5 にコメント。

「彼らはその役割を男女間でより均等なものにすることを検討できたはずです」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング