F1 ウィリアムズF1 ロバート・クビサ
ウィリアムズは、ロバート・クビサを2018年のリザーブ兼開発ドライバーに起用することを正式発表した。

ウィリアムズは16日(火)、2018年のF1レースドライバーとしてランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの起用を発表。F1復帰が期待されたロバート・クビサの夢はかなわなかったと思われた。

しかし、その後、ウィリアムズは2018年のチームの公式リザーブ兼開発ドライバーとしてロバート・クビサを起用することを発表。

ロバート・クビサは2月のプレシーズンテスト、インシーズンテスト、そして、金曜フリープラクティスで何度か走行する予定となっており、ウィリアムズのメディアおよびスポンサー活動もサポート。2018年のパドックで再びロバート・クビサの姿を見られることになった。

2011年にラリーでの事故で重傷を負ってF1キャリアが断たれたロバート・クビサは、昨年ルノーとのプライベートテストで6年ぶりにF1マシンでの走行を実施。ハンガリーテストでルノー、アブダビテストでウィリアムズの最新F1マシンをドライブしている。

ロバート・クビサ
「今シーズン、公式リザーブ兼開発ドライバーとしてウィリアムズに加入することを本当に嬉しく思っている。フィジカル的にはこれまででベストだと感じているけど、今の位置にたどり着くためには多くの作業が必要だったし、これまで僕にチャンスを与え、この任命によって僕を信頼してくれたウィリアムズに感謝したい。ここ数カ月、F1バドックに戻って楽しかったし、今はFW41の開発をプッシュして、2018年の彼らのシーズンにリアルな違いを生み出せるようにファクトリーとトラックの両方でウィリアムズのテクニカルチームと一緒に仕事をすることを楽しみにしている。FW36とFW40の両方を運転したことで、FW41がコース上でどうかを測定して、クルマのパフォーマンスを最大限に引き出せるようにチームと仕事をしていくことを楽しみにしている。僕の究極の目標は再びF1でレースをすることに変わりはないし、これはその方向に向けた重要な一歩だ。スタートするのが待ち切れない」

クリア・ウィリアムズ (ウィリアムズ 副チーム代表)
「ロバートが2018年シーズンに我々のリザーブ兼開発ドライバーとして加入することを発表でき嬉しく思います。我々ウィリアムズの全員が、彼が達成してきたことに非常に感銘を受けており、彼のF1に復帰するというコミットメントの強さに対する素晴らしい功績です。我々はロバートとの関係を続けていくことに興奮しており、今シーズン、彼と一緒に働くことを楽しみにしています」

パディ・ロウ (ウィリアムズ チーフ・テクニカル・オフィサー)
「まず最初にロバートがここまで成し遂げてきたことを称賛したい。怪我を克服し、フィットネスを取り戻し、再びF1カーをドライブすることは驚くべき偉業であり、可能であると考えたものはほとんどいなかっただろう。ロバートは、トラックテスト、シミュレーター作業、そして、全てのレースでレースドライバーとエンジニアのサポートにおいて、彼の豊富な経験を生かして、チームに強力な技術的貢献をしてくれると期待している。彼は私が長年感心して眺めてきたレースドライバーであり、2018年のチャンピオンシップにむけて彼と一緒に仕事ができることを個人的にもとても嬉しく思う」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / ロバート・クビサ