最終日のファイステストを記録した中嶋一貴(画像)
ウィリアムズは21日、バルセロナで3日目のテストを行った。最終日となる今日は、タイムシートのトップに中嶋一貴の名前が刻まれた。

ニコ・ロズベルグと中嶋一貴、そしてニコ・ヒュルケンベルグの3名のドライバーによりテストが行われた。午前中は二人のニコが濡れた路面でロングランとシャシーセットアップを行った。午後は、中嶋一貴がヒュルケンベルグから引継ぎ、ドライコンディションでの走行を行った。

中嶋一貴は32周を走行し、この日のファステストとなる1分22秒153を記録。ロズベルグは109周を走行し1分22秒で5番手。ヒュルケンベルグは54周を走行し1分24秒222で13番手だった。

チームは来週、バルセロナで最後となるプレシーズンテストを行う。

中嶋一貴
「天候のため、少し難しいテストだったが、ウェットコンディションできたのは良かった。マシンの感触は良かったけど、悪天候のためやりたかった作業があまりできなかった。それでも、全体的にはいい1週間だった。」

ニコ・ロズベルグ
「今週はウェットでの走行がほとんどだったが、我々の調子は良く、ポジティブだ。そういったコンディションではドライブも簡単じゃないし、特にトラクションコントロールがないので、タイヤをキープさせるも難しい。だから、常にギリギリの状態なんだ。最終日はドライで、トラブルもなく多くの周回を重ねられた。この3日間で、我々はいくつかの重要な信頼性の問題を解決した。マシンはうまく進歩していると思うし、改善してきたことには満足している」

サム・ミッシェル テクニカル・ディレクター
「今週はバルセロナで冬季テストプログラムを継続した。最初の2日間はウェットだったが、最終日は大部分がドライになり、シャシーセットアップに取り組んだ。3人のドライバー全員が懸命に作業にあたった。彼らがカバーした距離はオーストラリアGPに向けて、重要な意味を持つ。」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング